世界選手権代表の技術  韓国 イヒョンスのフォアハンド(アドコート)

およそ類例のない個性的なフォアハンド。誰にも似ていない。グリップはセミウエスタン。

イヒョンスは2008年のアジア選手権ダブルスチャンピオン。代表はそれ以来である。
もっともその時は開催国ワイルドカード得ての個人戦のみ。レギュラーとしての国際大会は初ということになる。

その2008年はプロ入り(タルソン)初年度だった。

2008年大会は先日も書いたように新旧の超大物が集ったアジア選手権史上でも特筆されるべき大会、そこでのチャンピオンである(イヒョンス・ヤンチンハン)。それを考えると『二度目』はあまりに遅すぎた。

これはタルソンというチームのレベルが高すぎたということが大きな要因ではないか?。


最晩年のキョンハンと組んだ2010年まではともかく、キョンハンの引退以降は3番手扱いに甘んじた(イヒョンス・キムヒョンス)。

大将のイウオンハク(2011年引退)、イスヨルの台頭、ジョンジホン(現ムンギョン)の入団(2012)と有力選手が犇いていたのである。

もっとも最強の3番である。アジアカップタルソン4連覇の立役者といっていいだろう。さらに代表選抜においてもキムヒョンスとのペアでも何度も後一歩のところまで迫っていた。

今年から大将前衛のパクキュチョルとのペアになり、すかさずチャンスをものにしたのである。それも韓国でもっとも難関といわれる世界選手権代表戦である(一位通過)。

基本的にベースライナーだが、ネットプレーもカットサーブも高度にこなす。世界選手権本番ではダブルフォワードベースだろう。







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