有明二年目 全日本選手権開催  充実の男子に期待!

充実の男子に期待

本日(11月8日)から3日間の日程で東京有明の森で全日本選手権が開催される。昨年66年ぶりに東京に戻ってきた全日本。これだけの大きな器(有明コロシアム)を使っての全日本は昨年が初めてといえ、観戦する我々もおのずと高揚したが、最終日の熱戦、とくに男子決勝はそれに十二分に応える素晴らしい内容であったことは特記しておきたい。

私は全日本の観戦歴は40年以上になり、決勝の生観戦も30回に迫るがその中でも最高のゲームであろう。思い返すにこの試合船水颯人・上松俊貴vs.長江光一・広岡宙に匹敵する決勝は1997年の鈴鹿での中堀・高川vs神崎・小野寺まで辿らねばならない。

近年の日本男子の充実はすばらしいものがあり、今年も熱戦が期待されるのである。

昨年優勝の長江・広岡。これは準決勝より

今年は第何回大会?

戻ってきたと書いたのは大戦前は東京開催があたりまえだったからだ。大正12年に始まった全日本は戦時状況が悪化する昭和16年までの間に伊勢神宮大会を兼ねた昭和9,11,13年をのぞいて東京(日比谷公園、陸軍戸山コート他)で開催されているのだ。

もっとも大会は今年第79回と謳われており、これは戦前の大会をカウントしてない。以前も指摘したが、これはもったいないことだとおもう。現状は先達への敬意におおいに欠けているいえるのではないか?
戦前をカウントするならことしは第98回大会となるべきで2年後には記念すべき第100回を迎えることになる。
(以前現在のカウントは天皇杯下賜以降のものと書いたがこれは間違い。天皇杯としては第77回(天皇杯は昭和23年に下賜)、皇后杯としては第75回(皇后杯は昭和25年に下賜)となる。)

大会特設サイトhttps://alljapan-softtennis.com/

なお例年のようにNHKが収録し11月17日にNHK Eテレにて放映予定(14:30)

昨年の女子決勝より。優勝した根岸、志牟田。名門東芝姫路として11年ぶりの優勝

もっとセンターコートを!!

男子は189ペア、女子は180ペアがエントリーしており3日間で368試合が行われるわけだが、センターコート(有明コロシアム)が使用されるのは最終日の6試合だけ、というのが実にもったいない。ちなみに先月同じ有明で開催された硬式テニスの全日本選手権は127試合を行なっているがうちセンターコートの試合は37試合で実に3割を占める。競技形態が全く違うので単純な比較はできないが、ソフトテニスのセンターコートの使用率が2パーセントに満たないのはやはりもったいないとおもう。3日間フルに使用し、且つシード選手、注目の対戦等をセンターコートに集めるとか工夫がほしいところだ。(追記 初日、2日目ともショーコートは使用されそこにシード選手を集める進行上の工夫がなされている。これでセンターコートのとの2面体制なら日本のトップを一覧できるだろう。来年度に期待したい)。

昨年の男子決勝風景。向こう 船水颯人・上松俊貴 手前 長江光一・広岡宙。素晴らしいゲームだった。残念だったのは天気が良かったにもかかわらず屋根が終始とじられていたこと。開いた状態のほうが圧倒的に雰囲気がよいのだが・・・






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