明日(11月17日)から3日間の日程で東京有明の森で全日本選手権が開催される。基本全国持ち回りで開催される同大会だが東京開催は実に昭和32年以来66年ぶりのことになる(戦前は東京開催が中心)。
もっとも競技スポーツとしてのステータスを考えれば首都圏あるいは大都市圏での開催は重要なことであり、いささか長過ぎた全日本の地方出張?で失ったものも大きいのではないか?。今年を皮切りに数年間つづくときいている有明での開催で全日本いやソフトテニス界そのものの進化におおいに期待したい。
最終日のみ有明コロシアムが使用される(有料、下記リンク参照)
大会特設サイトhttps://alljapan-softtennis.com/
今年で78回(75、76回大会はコロナで中止)を数える全日本だが、これは天皇杯を下賜されたてからの回数であり、それ以前(二次大戦前 戦中昭和17〜20年は中断)もカウントすると97回になる。以前も書いたがこれは当然カウントすべきだろう。現状は先達への敬意におおいに欠けているのではないか?(硬式テニスは天皇杯下賜以前もカウントし今年第98回大会を同じ有明で開催している)。
このことについては以前にも書いたのでお読みいただきたい。–>クリック
史上初の四連覇なるか?船水颯人・上松俊貴
その100年になろうかとする歴史で二度以上優勝したのは36人。三度以上優勝したのは半数の18人となる。
通算4度目の優勝の船水颯人。2019世界選手権より
天皇杯 歴代優勝回数
一位 9回(2名) 中堀成生、高川経生
二位 6回(1名) 今井芳夫
三位 5回(4名) 石川長一、熊埜御堂公福、木口利充、横江忠志
四位 4回(5名) 三宅平、坂本安司、北本英幸、斎藤広宣、船水颯人
五位 3回(7名) 田中義雄、林今朝孝、権福仁、上田隆明、篠原秀典、小林幸司、上松俊貴
石川長一、熊埜御堂公福 両氏は戦前戦後に渡る大記録だ
この中で現役は現在三連覇中の船水、上松だけである。今後、中堀,高川の9回はともかく、歴代二位は射程圏内か?。
今年勝てば前人未到の4連覇、今井・三宅、上田・坂本、木口・横江、中堀・高川を超えることになる。その可能性は極めて高い。対抗はむろんNTT勢。ハードコート開催ということも波乱を許さないだろう。
アジア競技大会三冠王の上松俊貴。四連覇四度目の全日本制覇に挑む。画像は杭州アジア競技大会3冠達成後のウィングラン
皇后杯 高橋初優勝なるか?
2019世界選手権でダブルス優勝、2018アジア競技大会でシングルス優勝、そして今年の杭州アジア競技大会でミックス優勝、シングルス準優勝と国際大会で勝ちまくっている高橋乃綾が唯一取り残しているのがこの皇后杯。国際大会のサーフェースはいずれもハード。有明もハードであり今年こそは獲得なるのか?
杭州アジア競技大会での高橋乃綾。
なお例年のようにNHKが収録し12月2日にNHK Eテレにて放映予定(13:30)
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