第32回全日本大学王座戦が東京千駄ヶ谷の東京体育館(総武線千駄ヶ谷駅下車1分、あるいは地下鉄大江戸線立競技場駅下車1分)で明日(19日)から3日間の予定で開催
エンターテイメントとしては最高に近い・・・
学生選手にとってもっとも大切なのはインカレ、ではなくてリーグ戦。それも春のリーグ戦とはよくいわれることだが、その春のリーグ戦の優勝大学(+アルファ)を集めて開催されるのが全日本大学王座である。もともと関東リーグと関西リーグの優勝校であらそう関東・関西学生王座決定戦がその前身だ(この大会も20数回つづいている)。
余談になるがこの関東・関西学生王座決定戦は男子が5ダブルス、女子は3ダブルスの点取り戦で行われていた。ここまでは通常のリーグ戦と同じ。しかし、個々の対戦がなんと7ゲームの3セットマッチだった!!昔はよかった・・・という話しではないが、ユニークなアイデアの大会が多かったとおもう。見せかけだけのショーアップ〜ソフトテニスにかぎらず最近そういうものが実におおいのは嘆かわしい〜ではない本質的な演出(セット制)ではないか、とおもうのだか...
閑話休題。

私は以前のこの大会のレヴューで以下のように書いた。
『東京体育館では毎年いくつかのビッグトーナメントが開催されるが、その中でこの全日本大学王座は、ある意味、一番おもしろいかもしれない。才能溢れる若い選手たちが団体戦というハイになりやすい競技法のなかで、実力以上、いや実力を目一杯発揮する、といった風である。
男子学連のトップというのは全国各地で鳴らした猛者、天才の集まりであり、すべてが一番手、腕におぼえのある強者の集合体である。そんな連中が思う存分力を発揮したらどういうことになるか、というのがこの大会なのである。各地区の一位校が選抜されており、地区間の格差はすくなからずあるので、最初からすごいというわけではないが・・・もっと観客がいてもいいし、見るテニスとしては、つまりエンターテイメントとしては最高に近いのではないか?とおもう。・・・・』
このあと、しかし・・・・とつづくのであるが、ここまで書いたこともまた本音であり、いまでもそれはかわらない。平日開催は『惜しい!』というしかない。
さらに余談だがバズーカサーブがみられたインドアはこの大会だけである。

全日本大学王座にグレードアップして今年で32回を数える同大会。10年前からは韓国、7年前よりは台湾からも参戦し、見逃せない大会となっている。この大会でいままでプレーしたなかにはヤンシェンファ、リーチャーホン(台北体育学院)、キムジェボク、イゾンウ、キムジュンユン、パクチャンソク、キムドンフン、オソンリョル(テグカソリック大)、ファンジョンハン、ペウオンソン(インカ大)、ファンチュンチェン、イエチャリン、チョウチュウピン、ジャンワンチー(台湾体育学院)と時のスーパースター、あるいはその後の国際大会の主役クラスがキラ星のごとく並んでいる(日本選手はいわずもがなである)。ちなみに不慣れなインドアながら男子で韓国(テグカソリック大)、台湾(台湾体育学院)が一度づつ優勝している。
今年の台湾からの参加チーム(男子 台北体育学院 女子 国立台湾体育学院)には代表が男女で7人ふくまれており、林鼎鈞、郭家瑋という2010アジア五輪でのゴールドメダリストの名も見える。女子では期待の鄭竹玲(アジア競技大会ミックス銀)が出場。

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