前回大会といくつか変更がある。まず種目が6種目から7種目に増えたこと。ミックスダブルスが追加された。ミックスダブルスは2002年のアジア競技大会より国際大会に登場し、順次、他の国際大会でも競技されるようになったが、なぜか2005年の第4回東アジア競技大会(マカオ)ではおこなわれていない。
今回追加されたことで四大国際大会がすべて7種目になったことになる。
ミックスダブルスの開催は四大国際大会通算で10回目になる。内7回は韓国が優勝し、あとの2回が日本(2004、2012いずれもアジア選手権しかもハードコート)である。

大会期間は一日増えて5日になった。
昨年のアジア選手権は7種目で4日(結果的には雨天のため5日)とタイトなスケジュールしかも参加国ははるかに多い、にくらべると余裕がある。
ただかなり変則である。マカオ大会では団体戦に2日、シングルス、ダブルスに1日づつが割り当てられたが、今回は団体、ダブルス、ミックスダブルスに一日づつ、そしてなんとシングルスに2日あてられているのである。

シングルスがなぜ二日間か?
フルエントリーとなったのである。各国代表全員がシングルスにエントリーできる。
ミックスもフルエントリー。しかしダブルスだけフルではない。
実は今回から各国5人だから一人足らない。
ちょっと話しが前後した。
既報の通り今回から各国の登録メンバーが1減で最大5人となった。
これは2001年の第3回大会(大阪)と同じでもとにもどったとも言えるが、実は違う。第3回大会での団体戦は3ダブルス2シングルスの5対戦だったが、一人が二回まで出られるフレキシブルな対戦法だった。つまり4人で戦うことができた(無論5人あるいは6人でもかまわない)。
2005年のマカオ大会から(正確には2003年の世界選手権から)団体戦の競技法は2ダブルス1シングルスの3対戦となっている。
対戦数は減っているが、選手はそれぞれユニークでなければならず、つまり5人が最低数である。
登録も5人。補欠なし。
不測の事態がおきて一人欠ければその時点で1失点となる。
念のためにいうが2点先取で勝負は決着するのである。あり得ないルールの不備だとおもう。

参考 チェボンクォンのフォアハンド /王俊彦のフォアハンド
国際大会の個人戦がダブルスとシングルスの二つになって以来、そのエントリー数は基本的に同数だった。
いうまでもなくソフトテニスはダブルスである、ダブルスが原点である、メインイベントとであるべきである。しかしそのダブルスのエントリーがシングルスの半分以下というのはいかがなものか。パンドラの箱を開けてしまったのではないか?と考え込んでしまうのである。
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優勝したバンジュンハンは前年のアジア選手権につづく2年連続のタイトル獲得、さらに2年後の世界選手権で単複二冠を達成している。
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