バンジュン、ヨンドン、キョンハン!補足

バンジュン、ヨンドン、キョンハン。このような偉大な選手を世界選手権からしめだしてしまうのはソフトテニスだけだろう、とフロントページに書いた。
その続きだ。誤解してほしくないのだが、韓国の選手選考方法に問題がある、といっているのではない。これは別の機会に書く予定だが、韓国は今回から予選方法を大きく変更し、さらにフェアな選手選抜をおこなっている。
韓国代表を選ぶということではほぼ完全無欠に近いものになっている。もっともフェアな台湾にかぎりなくちかづいており、完璧さでは韓国が上回るかもしれない。余談だが日本があいかわらずフェアとは言いがたい選考方法なのはいただけない。不透明な部分が多すぎる。
話がそれた。
私がいいたいのはヨンドンやキョンハン、バンジュンは韓国代表の枠をはるかに超えているだろう、ということだ。かれらはソフトテニスそのものを代表する偉大な選手であることは疑いないではないか?
台湾の王俊彦、方同賢も同様の存在だろう。今回の代表に名を連ねたヤン・リもそう。日本では中堀・高川がそういう超越的な存在だ。ソフトテニスは世界普及の途上であり、各地区の格差はものすごく大きい。しかしそれはどのような競技でもあることであり、それ自体を恥じることはないが、格差があればあるほど競技としてのレベルの高さをより強力にアピールする必要があるのではないか。
いつものことだが、そういうことに関心がなさすぎるのはとても残念なのである。Imgp0513
画像は4月に開催された予選会での金耿漢。







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2 comments

全くです。彼ら(劉永東、方同賢ら)が国際大会に出られない、というのは、シュルレアリスト絵画展にサルバドールダリやピカソらの作品がないのと同じ、国際文学展にリルケやシェイクスピアの作品がないのと、もしくは論理文献の殿堂にウィトゲンシュタインやニーチェらの論文が入れないのと一緒です。バスケットをしていてマイケルジョーダンを知らない人がいるでしょうか。サッカーをしていてロナウジーニョやペレを知らない人がいるでしょうか。国際的な地道な発展活動。これと並行して何をすればメジャー競技になれるか。簡単だと思います。はるかな高みにあり、限りなく深い競技レベル、それはもはや哲学や宗教、芸術などで主題にされるような問いに対する答えすら与えてくれる、想像力や意識といった主体を越える、大いなるソフトテニスをもっともっとファンに観せて(魅せて)いくことです。そうすれば皆夢を持てるし、国際普及にとってもメディア普及にとっても強烈なアピールになるのでは?と思います!