船水雄太・上松俊貴(日本)vs 郭家瑋・陳立偉(台湾)

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2014中山盃国際大会男子ダブルス予選ラウンドA組より。

船水雄太・上松俊貴(日本)vs 郭家瑋・陳立偉(台湾)

男子ダブルスは4つののブロックに分かれ、それぞれが総当たり戦を行い、一位のみが決勝ラウンド(ノックアウトトーナメント)に進む。

A組は以下の4ペア
1 船水雄太・上松俊貴(日本)
2 杜咸翰・游家鳴(台湾)
3 郭建群・黄聖維(台湾)
4 郭家瑋・陳立偉(台湾)

この対戦までの経過は

船水雄太・上松俊貴5−2杜咸翰・游家鳴(台湾)
郭建群・黄聖維(台湾)2−5郭家瑋・陳立偉(台湾)

となっている。初戦勝ったペアの対戦の対戦となり、勝ち上がりを賭けたといってよい対戦。

開会式で

この4人でもっともキャリアのあるのはサウスポーの郭家瑋。2010アジア競技大会国別対抗優勝である。2番シングルスを務め、決勝ではトップが負けた後を競り勝ち(vs中本圭哉)台湾の4大会ぶりの優勝に大きく貢献した。

2010アジア競技大会(広州)男子団体決勝での郭家瑋。

船水は一年後の世界選手権で初代表、翌年のアジア選手権代表にも選出。
上松は2年後の2016アジア選手権が初代表ということになる。

陳立偉は2017年現在で代表歴はなし。

中山盃国際大会について

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概要

台湾ではかつてチャイニーズカップという国際招待大会があった(これは現在中国で開催されているチャイニーズカップとは関係がない)。世界各国から招待された優秀な選手によるトーナメントであり、日本からも中堀・高川をはじめとするトップクラスが参加している。

しかしこの大会は1999年に台湾(林口)で開催された世界選手権の後、自然消滅のようなかたちとなった。

以後なんどが台湾版チャイニーズカップ復活の話が台湾関係者からあがったが実現せず、そんななかでひさびさに台湾に生まれた国際招待大会がこの中山盃国際大会である。

前日練習風景。前日練習には台中公園(中山公園)コートが割り当てられることが多い。
会場

会場は1983年に第5回世界選手権が開催された中興網球場。台湾中部の都市、台中市にある。コートは8面あり、内4面には巨大な観客席が設けられている。サーフェースはクレー、それもアンツーカー。最近、日本ではあまりみられなくなってきたサーフェ−スだが、台湾ではむしろ一般的である。

中興網球場
種目

精英組(エリートクラス)にはその名のとおり、きびしい出場制限がもうけられており、トーナメントの質を高めている。以下原文のまま記してみよう。
『2000年以後曽代表該國参加亜州盃、世界盃、東亜州盃、亜運等比賽乃國手』とある。要するに2000年以降、アジア競技大会、世界選手権、東アジア競技大会、アジア選手権大会の国家代表となった選手のみを派遣してくれ、ということである。なお開催国台湾選手に関しては本年より上記の出場資格を適用せず、台湾国内でのランキング戦の上位男女それぞれ6名をエントリーしている。

以前はさらにオープン種目もあった(社会組、壮年組(45才以上)、長青組(60才以上)、女子組 等々)。

日本からの参加は以下の通り

男子
2005 浅川
2006 花田、川村
2007 菅野、小林
2008 掘・岩崎
2009 松口、望月
2010 村上、後藤、稲積、塩嵜、増田、今井
2011 林田、巽
2012 鹿島。井口
2013 丸中、鈴木
2014 船水、上松

女子
2006 高橋、宗久
2007 上原、濱中
2008 澤邊、田中
2009 杉本、森原
2010 東田、藤本、安川、水松、石田、前田
2011 高橋、山下
2013 深澤、宮下
2012 小林、石井
2014 平久保、尾上







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