NH BANK ダブルスで11連覇の偉業/シングルス キムドンフン キムジヨンがともに3連覇! 韓国ナショナルゲームス(韓国国体)個人戦

10/20〜10/26の7日間の日程でチュンチョンプクト(忠清北道)チョンジュ(清州)で開催された第98回大韓民国全国体育大会(韓国国体 45の正式競技と1つのテスト種目からなる。ソフトテニスはむろん正式種目である)。

ソフトテニスの種目は6種目、男子ダブルス、女子ダブルス、男子シングルス、女子シングルス、男子団体、女子団体(但し年度によって増減がある)。

台湾国体とはちがって高校、大学、一般の部に別れる(大学は男子のみ)。

一般はいわゆる実業団選手(プロ)中心で、この大会が査定の場になるということで、彼らにとってほとんどの大会(国際大会を例外としない)に優先する。この大会より重要なのは世界選手権とアジア競技大会のみだろう。

男子個人戦では今年の国家代表選手(4月の代表選抜戦の勝者)がまるで活躍できず、今年の代表隊がどういうものだったかが計らずも露呈してしまったかにも思えるが、それはうがった見方で、率直に層が厚いとみるべきだろう。特にダブルスの結果には驚いた。一方で女子は代表チームがやはり強い。

残念なのはダブルスとシングルスいずれかに一種目にしかでられないこと。さらに各県市(道、市)から1組とのことであまりに蒸溜されすぎていることで、実にもったいない(もっとも残念な例をあげれば男子のキョンギド(京畿道)でここには単独でも優勝をねらえるイチョンとスウォンが並び立っている。ここはダブルスも団体も混成チームで出てくるが、ある意味いかにも豪華だが同時にあまりにもったいない。(以下の画像は大韓庭球協会提供 SpecialThanks MR.KIM)

男子シングルス 決勝 キムドンフン4-3イヨハン

後列左から準優勝 イヨハン(京畿道 イチョン)、優勝 キムドンフン(全羅北道スンチャン、三位 ナムテクホ(釜山 ゴールデンブルー)、パクファン(忠清北道 ウムサン)

キムドンフンが3連覇。

2013年以降ダブルスに重心を移していたドンフンだが、最近、チーム事情もあってふたたびシングルスに回帰しているかにみえる。来年のアジア競技大会における個人戦でダブルスがなくなったことでさらにその傾向が強くなるか?

二位はイヨハン(キョンギド イチョン)。2010年アジア競技大会シングルスゴールドメダリストだ。

キムドンフンとイヨハンは2015年大会の決勝でも対戦し、やはりドンフンが勝っている。ともにテグカソリック大の出身。

三位はナムテクホ(ゴールデンブルー 釜山)とパクファン(ウムサン 忠清北道)。ナムテクホはイヨハン、キムドンフンと同じテグカソリック大の出身だ。

国家代表隊からはオスンギュ(全北 スンチャン)とキムジェボク(慶北 ムンギョン)が出場したがともにナムテクホに敗れて上位進出ならず。

男子ダブルス 決勝 キムヒョングク・キムソングン 4−3 チビョンウ・キムキソン

優勝 キムヒョングク・キムソングン(全羅北道 スンチャン) 準優勝 チビョンウ・キソン(慶尚南道 チャンウォン) 3位 イヒョングォン・ハンジェウォン(京畿道 イチョン・スウォン)、パクキュチョル・イヒョンス(テグ タルソン) 注 この写真には3位のパク・イは写っておらずなぜか代理の選手がおさまっている)

優勝したキムヒョングク・キムソングンは国際的には無名。現在まで代表経験がない。ヒョングクは全州(チョンジュ)大学からスンチャンにきた28歳、ソングンはテグカソリック大から名門光州東区庁(クアンジュ)へ入団したが、ほどなく休部、隣地区に立ち上がったばかりのスンチャンに移籍した29歳。

キムキソンは昨年 オソンリョルとのペアで優勝。チビョンウとのペアでも先月の総理大臣杯で優勝し、35歳の今が全盛期と韓国メディアに書かれた名手。チビョンウも同年だ(一昨年にムンギョンより移籍)。

今年の代表選抜一位で先のコリアカップ(第一回アジアカップ)でも優勝したムンデヨン・キムキヒョ(ムンギョン)は準々決勝でイヒョングォン・ハンジェウォンに0−4で敗れている。

女子ダブルス 決勝 ムンヘギョン・ペクソル 4-3 キムミリム・ソンハヨン

優勝 ムンヘギョン・ペクソル(ソウル NH BANK) 準優勝 キムミリム・ソンハヨン(インチョン 仁川広域市体育会) 3位 コウンジ・ユンソラ(忠清北道 オクチョン) 、ソンジヨン・シムユジン(慶尚北道 ムンギョン) ムンヘギョンは昨年に続く優勝

NH BANKはなんと11年連続優勝の偉業となる。

女子シングルス 決勝 キムジヨン 4−0 キムジス

優勝 キムジヨン(忠清北道 オクチョン) 準優勝 キムジス(釜山広域市 サハ) 3位 イムユリム(慶尚北道 ムンギョン)、イユジン(忠清南道 忠清南道開発公社) キムジヨンは3年連続優勝

大学

忠北大二冠

男子ダブルス

優勝 ガンドンソン・ジョンヨウンマン(京畿道 ハンキョン大) 準優勝 ジョンテヒョン・グォンボグァン(忠清北道 朝鮮大学校)

男子シングルス

優勝 キムテミン(忠清北道 忠北大) 準優勝 ムンボギュ (大田広域市 大田大) キムテミンは2連覇

男子団体

優勝 忠北大(忠清北道) 準優勝 インハ大 (仁川)

大学の部は男子のみ






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