第30回日本リーグ開催 7〜9日 広島市

日本リーグが明日12月7日より3日間にわたり広島県立総合体育館で開催される。

日本リーグは国内団体戦の最高峰といえるだろう。また会期が3日間に及び、最大のインドア大会でもある。今年は第30回を迎え節目の年となる(前身の女子実業団リーグをいれると40回)。試合は2ダブルス、1シングルスの点取り戦。男女それぞれ8チームが出場し、総当たり戦を行うという途方もない大会である。
実力は伯仲し、最終戦まで順位が確定しないことがおおい。ナショナルチームの大半の選手が所属しており、日本のトップクラスを一望できる。たとえば今年のアジア選手権代表12人の内9人までが出場する。

団体戦というハイになりやすい形式もあり、好試合が毎年続出。総当りリーグなのでお目当ての選手のプレーを堪能できることも素晴らしい。なかなか3日間観戦するのは難しいだろうが、せめて後半2日間をじっくりみることができれば日本リーグの魅力にはまることになるだろう。

優勝争いも熾烈だがそれ以上に下位の争いも激しい。というもの7位以下になると、下部リーグとの入れ替え戦という試練が待ち構えているからだ(入れ替え戦は翌年の2月開催、この入れ替え戦の厳しさは昨年ヨネックス男子(全日本実業団優勝)がまさかの敗退したことでも容易に知れるだろう)

出場チーム

    女子

  • 東芝姫路
  • ナガセケンコー
  • タカギセイコー
  • ヨネックス
  • NTT西日本広島
  • ワタキューセイモア
  • 太平洋工業
  • ダンロップ
    男子

  • NTT西日本広島
  • 川口市役所
  • 大鹿印刷
  • 京都市役所
  • 宇部興産
  • 東邦ガス
  • 厚木市役所
  • トヨタ自動車
第30回日本リーグに出場する世界チャンピオン4人を中心にしたプログラム表紙。

ソフトテニスといえばダブルス、ダブルスのチャンピオンこそがソフトテニスのNO.1であることはいうまでもないだろう。そのダブルスの世界チャンピオンは現在、男女とも日本にいる。ご存知の通り、昨年、韓国で開催された世界選手権において、男子は菅野・中本、女子は佐々木・大庭が優勝したのだ。世界チャンピオンが4人とも日本いる!というのはありそうでいて、実はほとんどないことだった。なんと30年振りのことになるのである。1981年の第4回世界選手権(アメリカ)で木口・横江と吉留・松本がアベック優勝して以来の快挙なのである(この時は団体戦も日本が制し4種目完全優勝。日本が4大国際大会において完全優勝したのはこれが最後である)。1981年というと、現在のチャンピオン達はまだ生まれてもいない遥か昔である。

今年の日本リーグにはその4人が揃って出場する。菅野選手が世界チャンピオンでありながら、全日本ランキングでは上位にランクされなかったので、昨季ほとんどインドアに招待されておらず(ソフトテニスほど世界チャンピオンを粗末にする競技は無い)、この4人が(インドアで)そろうことは私が知る限りで初めてである(菅野、中本は所属が違うのでペアではみられないわけだが)。







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