シングルスプレヴュー インチョンアジア競技大会


雨はあがり競技スタートはスタートしたがすぐ中断。明日以降も天気の不安定が予想されている。6回目の参加となったアジア競技大会、その参加に至る過程も困難を極めたが、大会そのものも前途多難か?

最初の種目シングルスは硬式テニスとバッテイングするということで個人戦では唯一2日間で開催される。

簡単にプレヴューしてみよう。

男子 優勝候補として長江の名を挙げる・・・

v日本は未だ優勝がない。しかし、今回はじめて最有力の優勝候補として長江の名を挙げることができるのが誇らしい。その長江の調子は昨日の練習をみるかぎり上々である。

その長江と予選リーグ同組にキムドンフン(韓国)、林佑澤(台湾)がいる。キムは国際シングルスタイトルを3つ持つチャンピオン、しかし長江には現在2連敗中であり、自身もダブルスに重心を移しつつあることは何度も書いてきた。彼の調子もまずまず、昨年の東アジア競技大会に比較すると今回のほうがずうっと良い。当然油断出来ない相手だ。ただハードコートではどこまでいっても長江に分があるとおもう。

カンボジア戦での長江
カンボジア戦での長江

林佑澤もさらに成長を見せ、調子もよさそう。台湾選手がこのアジア競技大会でみせる+アルファはちょっと想定不可能なほど巨大な力となることがあり、不気味である。

韓国一位のキムヒョンジョンは国際大会初出場ながら、チーム内ではドンフンを遥か凌駕しているとの恐ろしい話がある。
その凄さは練習を見る限りではそれほど伝わってこないが、真に恐るべきはこの選手なのかもしれない。

UAYPORN SORRACHET(タイ)
UAYPORN SORRACHET(タイ)

シングルスで注目されるのは3強ばかりではない。とくに東南アジアの3国には要注意だ。久々の登場となったインドネシアは元デ杯代表をそろえ、タイからはアジア選手権二位のUAYPORN SORRACHETが出場する。タイは1998年以来の参加になる。フィリピンの持つ力も本物であり、そろそろ何かが起きても不思議ではない。その可能性が一番高いのがシングルスだとおもう。

女子

韓国のふたり、キムエーギョンとキムボミが中心、キムエーギョンは絶対のエースだが、四種目全部に出場とのことでそのバランスが難しいだろう。韓国の対抗は中国か?ツァオレイが不在(引退)とはいえ、2大会連続で決勝進出の実力は健在にみえる。台湾にはドーハ大会優勝、広州大会3位の江婉綺、男子同様、彼女のアジア競技大会での強さは規格外といえる。日本からは大庭、山下と二人の『前衛』がエントリー。特に大庭は国内では無敵といっていい強さ。その真価が問われることになるし、実際この場での力は未知数といえる。TAIW6300







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