誰が韓国の準決勝敗退を想像したろう・・・
もっとも、というか唯一意外な展開を見せたのがこの男子国別対抗。
まさか韓国が台湾に敗れるなんて誰が想像したろう。似たような事は2003年にも起きたが、あの時はサーフェースが急遽変更という大きな要因があった(決勝の台湾vs,韓国のみ開始直前で悪天候のためにクレーからハードに変更された)。
今回はそれは、ない。
ともかく準決勝が終わってみると日本にとってまたとない大きなチャンスがころがっていた。それを逃さなかったのは偉としたい。
日本は2大会振り7度目の優勝となり、韓国は世界選手権史上、初めて、三位転落の憂き目にあった。

そんなものが存在してはならない
だいたいが日韓戦が存在しないプログラムというのはほとんど許しがたい。昨年(アジア競技大会)は韓国vs.台湾がなかった。一昨年(東アジア競技大会)はやはり韓国vs.台湾が、3年前(アジア選手権)は日本vs.台湾が、4年前(世界選手権)は韓国vs.台湾が・・・・キリがない・・・・
ソフトテニスは強豪国があふれている種目では、まだ残念ながら、無い。
裾野を広げることは目下の重要事であることは間違いないが、競技レベルを維持向上させることも同様に重要ではないのか?そういうことに関心がなさすぎるように思うのだ。
日韓戦の無い国際大会、そんなものが存在してはならない、そう思うのである。
双敗淘汰制を!
ではどうやればよかったか?
ひとつの答えが決勝ラウンドにおけるダブルイリミネーション式(双敗淘汰制)の導入である。今まで何度が書いてきたが、これは2敗したものからトーナメントから脱落していくというスタイルである。最後に残ったチームが優勝というわけだ。つまり一チームをのぞいて他がすべて2敗すればトーナメントは終了ということになる。このやり方だと順位の決定も容易である(1位〜4位が自動的に決まる)。
決勝ラウンド全てが理想だが、もっとコンパクトにベスト4以上が現実的か?
今大会だとどのようになるか?シミレーションしてみると、準決勝で勝利した日本と台湾はそのまま勝ち部決勝を戦い、勝ち部一位を決める。実際に勝った日本が『勝ち部』一位となる。
一方準決勝で敗れたタイと韓国が『負け部』準決勝をおこなう。
仮に韓国が勝ったとして、『勝ち部』決勝で敗れた台湾と『負け部』決勝を戦う。
その勝者つまり『勝ち部』一位の日本と『負け部』一位つまり韓国 vs. 台湾の勝者が最終決戦をおこなう。
日本が勝てばそのまま全勝で優勝、日本が敗れれば1敗同士となり、さらにもう一試合優勝をかけて戦う。
このように一チームをのぞいて全部が2敗するまで続けるのがこのダブルイリミネーション式である。
台湾では双敗淘汰制として一般的な形式。実際に体験してみるとこれほどわくわくするスタイルはちょっとない。現在の韓国代表選抜はこの方式でおこなわれている(むろん台湾も)。

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