韓流の極意が明らかに・・・・キムジヨンのフォアハンド 新世界チャンピオンの技術

誰にも似ていない・・・

キムジヨンのフォアハンド。

世界選手権団体戦準決勝の台湾戦で。シングルスに優勝したジヨンだが、団体戦ではチュオクと組みトップに出場。
世界選手権団体戦準決勝の台湾戦で。シングルスに優勝したジヨンだが、団体戦ではチュオクと組みトップに出場。

2014年のアジア競技大会韓国代表選抜戦ダブルスで優勝、シングルスで準優勝し、初の国家代表になった。本大会でも大活躍、ダブルスで銀、ミックスで銅、最終種目の団体戦でも金メダルに大きく貢献。

2015世界選手権ではシングルス、団体の2冠、ミックスで銀、と2014以上の活躍をみせた(世界選手権ではダブルスにエントリーしていない)。

ここでのプレーは2014年4月国家代表選抜戦(スンチャン)時の練習でのもの。

ユンヒョンウク(インチョン)ほどではないが、韓国選手としては重心がかなり高く新世代の選手といえるだろう。

すぐ上の世代、キムエーギョン(NH BANK)キムキョンリョン(アンソン)キムチウン(NH BANK)、パクユンヒ(テグ銀行)の4人の世界チャンピオンの誰にも似てない気がする。

むしろ2004−2006(2005には三冠完全優勝)の国際大会ダブルスに上嶋とのペアで3連覇した玉泉春美(日本 東芝姫路)を想起させるものがある。テイクバック等細かいところはともかくだ。いい意味での武骨さ、硬質さ、そういう部分である。

新世代のヴィルトィオーゾ ドーハでみた世界最強のソフトテニス 玉泉春美のフォアハンドより

2002~2004年と国際大会の予選に3連勝。国際大会本番でも4年連続の個人戦決勝進出、2004~2006では3年連続優勝、とんでもない記録である。〜全文はこちら

 

遠い打点 フラットな軌道・・・

まず目につくのは遠い打点。

もちろんセミウエスタンとしては当然の距離感なのだが、イースタン系のグリップが少なくなってきた中では特徴的に見えるひともいるだろう。

ヘッドがほとんど落ちないフラットな軌道も当然グリップに起因している。

キムジヨンのフォアハンドグリップ。典型的なセミウエスタン。理想的な握りといっていい。
せかい キムジヨンのフォアハンドグリップ。典型的なセミウエスタン。理想的な握りといっていい。

テイクバック、ノーコックの柔らかさは韓流の典型(その柔らかさ脱力がフォワードスイングにおける弓なりを生む)、アンソン風ともいえるサーキュラーだがあまり脇をたたまないので、これも大柄、豪快、そこから一直線にインパクトに向かう。その迫力はどうだ!ガツンと音がしそうである。全体として左手の使い方が雑にみえるのも玉泉風。

打球動作へのアプローチが典型的な韓流

この練習はいわゆる『一本打ち』で、それゆえに基本的なことがやや誇張気味なほどに強調されており、その個性、特徴が一目瞭然となっている。

kinjianiなかでも特徴的なのは、独得の『タメ』のつくり方、ボールというか打球動作へのアプローチは典型的な韓流といってよい。

ゲームや乱打では確認しにくい動作であり、普段はそれほど目立たないのだが、一本打ちということで、韓流フォアハンドの極意のひとつが、念をおすように強調されている。

おわかりだろうか?

テイクバックでの後方への極端なボディーターンである。

下の連続写真の5〜数コマは完全にネットに背中を向けているのがわかるだろう。

この動作はよくみるとほとんどの韓国選手で確認できるが、ここまであらわになったのは練習であること、そしてジヨンがまだ選手として成長期であるからかもしれない(撮影は2014年)

所属するオクチョンは新興実業団。同実業団としては初めての国家代表選手。
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