シングルス予選の常設こそ 強化への近道ではないか?
今年で23回を数える全日本シングルスだが、今年は特別の意味を持つ。
既に周知の通り11月に開催されるアジア選手権の代表予選を兼ねているからだ。要項には『本大会の優勝者を第8回アジアソフトテニス選手権大会の日本代表選手に選出する』とある。
国際大会の予選といえばダブルスが毎年行われているが、シングルスの予選は2011年世界選手権以来、5年振り、その2011年予選も2005年東アジア競技大会以来6年振りのことであった。
韓国、台湾で国際大会シングルス導入以来シングルス予選が行われなかったことはただの一度もない(むろんダブルス予選も)。
日本がシングルスで遅れをとったことはよく知られるところで、シングルス強化が叫ばれて久しいが、それにはまずシングルス予選の常設が近道だったのではないか。
2005年の予選では篠原が勝ち初代表を自らの力でもぎ取った。2011年の長江も同様だ。以降のこの二人の国際大会における活躍の見事さをいまさらいうまでもあるまい。
しかしあえていうが、シングルスの比重が増えれば増えるほど、ソフトテニス本来の魅力が、独自性がうしなわれていくことを決して忘れてはなるまい。
上画像は2005年代表選抜(兼全日本シングルス 徳島大神子)優勝の篠原秀典。2005年東アジア競技大会(マカオ)、この大会が篠原最初の国際大会となったのである。(14日加筆修正 2011年の記憶が抜け落ちてました)

第23回全日本シングルス選手権 5月14、15日 橿原公苑明日香庭球場
大会詳細が奈良県ソフトテニス連盟HPにあります。
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