シングルスファーストインプレッションとミックスダブルスプレヴュー インチョンアジア競技大会

衝撃のハイレベル 準決勝キムドンフンvs.キムヒョンジュン

男子事実上の決勝となった準決勝キムドンフンvs.キムヒョンジュン。衝撃のハイレベルで新時代に突入したことを感じる。もっとも韓国国内でのシングルスはとっくの昔にこのレベルに達しており、その意味ではいまさら驚くこともないのだが、それがようやく(国際的に)公にされたそんな風だ。国際大会の難しさを感じる。

今回、硬式テニスと同時進行ということでソフトテニスのシングルスの貧弱さ、つまらなさを痛感することがおおかったのだが、この準決勝のゲームに関しては、そんなことは一切感じなかった。力と技が正面からぶつかった見事なファイトだったとおもう。

長江は日本男子として個人戦の初優勝をめざし、またその可能性は高いと思われたが、林佑澤(台湾)に1、キムドンフンに0と完敗で予選敗退となった。昨年の東アジア競技大会での優勝で追われる立場となった長江、難しい時期に来ている。国別対抗団体戦でどのようなテニスをみせるか?

林佑澤は東アジア競技大会で長江に完勝し注目されたが、それがフロックでなかったことを見事に証明したというかさらに成長をみせ驚かせた。今回も長江に完勝、韓国戦は2敗とはいえ2試合ともファイナルであり、特にキムドンフン戦は見事。

女子 実質の韓国ワンツーフィニッシュだが、他国との差は男子よりは小さいか?江婉綺がキムボミをあっと一歩まで追いつめ、大庭はキムエーギョンに肉迫した。中国は前評判が高かったが、それが実に不思議だ。もしドローに恵まれなかったらとてもメダルには手が届くまい。

ミックスダブルスプレヴュー

あと30分程でいよいよ、李佳鴻が登場する。実に4年振りの国際大会だ。前回のミックスでは今回と同じ鄭竹玲とのペアで銀メダル。当然第一シードのはずだが、なぜかノーシード。初戦は小林・中本(2012アジア選手権優勝)戦が用意されたが、なぜかアザーコート。この競技は少しも変わらない。

男子前衛が小粒になりミックスダブルスの魅力はおおいに損なわれつつあるが、李佳鴻の復活でそれが解消されるのか?李佳鴻、中本圭哉、パクキュチョル、キムボムジュン・・・誰が男をあげるか?







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