Super Slow-Motion -KOBAYASHI Nao『ソフトテニス スーパースローモーションの世界 小林奈央のフォアハンド』

小林奈央のフォアハンド


突然のイレギュラーバウンドに巧みにアジャストしている。

早期引退の投げかけた課題はあまりにシリアス ・・・

2011年の世界ソフトテニス選手権(ムンギョン)が初代表、当時高校生であり異例の抜擢だった。

無論(日本)史上、最年少である。だからというわけではないだろうが引退もあまりに早かったのが、あまりにも、惜しい。いわゆる『燃え尽き』症候群なのか?

ただ大卒女子選手の活動の場があまりにすくないのも現実であり、競技スポーツとして致命的な欠陥である。

十年に一人の逸材といっていい彼女の早期引退の投げかけた課題はあまりにシリアスでソフトテニス界はそれを正面から受け止めてほしい。

小林奈央 東アジア競技大会
2013東アジア競技大会(天津)での小林奈央。ミックスダブルスに優勝
2011世界選手権団体戦vsモンゴルでの小林。準決勝の台湾戦で同い年の鄭竹玲に敗れ決勝の韓国戦ははずれたが、個人絵で中国のツァオレイから大金星を挙げ非凡なところをみせつけた。

中山盃国際大会について

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概要

台湾ではかつてチャイニーズカップという国際招待大会があった(これは現在中国で開催されているチャイニーズカップとは関係がない)。世界各国から招待された優秀な選手によるトーナメントであり、日本からも中堀・高川をはじめとするトップクラスが参加している。

しかしこの大会は1999年に台湾(林口)で開催された世界選手権の後、自然消滅のようなかたちとなった。

以後なんどが台湾版チャイニーズカップ復活の話が台湾関係者からあがったが実現せず、そんななかでひさびさに台湾に生まれた国際招待大会がこの中山盃国際大会である。

会場

会場は1983年に第5回世界選手権が開催された中興網球場。台湾中部の都市、台中市にある。コートは8面あり、内4面には巨大な観客席が設けられている。サーフェースはクレー、それもアンツーカー。最近、日本ではあまりみられなくなってきたサーフェ−スだが、台湾ではむしろ一般的である。

種目

精英組(エリートクラス)にはその名のとおり、きびしい出場制限がもうけられており、トーナメントの質を高めている。以下原文のまま記してみよう。
『2000年以後曽代表該國参加亜州盃、世界盃、東亜州盃、亜運等比賽乃國手』とある。要するに2000年以降、アジア競技大会、世界選手権、東アジア競技大会、アジア選手権大会の国家代表となった選手のみを派遣してくれ、ということである。なお開催国台湾選手に関しては本年より上記の出場資格を適用せず、台湾国内でのランキング戦の上位男女それぞれ6名をエントリーしている。

以前はさらにオープン種目もあった(社会組、壮年組(45才以上)、長青組(60才以上)、女子組 等々)。

日本からの参加は以下の通り

男子
2005 浅川
2006 花田、川村
2007 菅野、小林
2008 掘・岩崎
2009 松口、望月
2010 村上、後藤、稲積、塩嵜、増田、今井
2011 林田、巽
2012 鹿島。井口
2013 丸中、鈴木
2014 船水、上松

女子
2006 高橋、宗久
2007 上原、濱中
2008 澤邊、田中
2009 杉本、森原
2010 東田、藤本、安川、水松、石田、前田
2011 高橋、山下
2013 深澤、宮下
2012 小林、石井
2014 平久保、尾上







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