キムボブヒョンは2003年世界選手権ダブルスチャンピオン(キムボブヒョン・バンジュンハン) プロフィールはこちらをクリック
バックに苦手意識をもつ人が多いのは単に不馴れ?
フォアハンドが打てればテニスは、とりあえず、楽しめる。しかしそこが落とし穴。あとあと苦労しないためにも、初心者の内ほどバックを練習しておくことをすすめる。
考えてみると、球だしを含め、普段から何気なくフォアを使用する(練習する)機会はおおいが、バックハンドはそういうことはない。 フォアにくらべバックに苦手意識をもつ人が多いのは単に不馴れともいえるかもしれない。とにかく、意識的にバックを打つ機会をつくろう!!フォアにまわり込む練習も大事である。がそれ以上にバックハンドで打つことも大事なのだ。あたりまえのことである。
上達にはバックの上手い人をまねるのが一番なのだが、残念ながらバックの名手はごく少ない。 まずこの画像でイメージトレーニング。とにかく穴があくほど眺めよう!!
肩の回転が重要
1コマ~4コマがテイクバック。両手でラケットをもち、バックスイングを左手が先導している。左手でひくことで肩がはいる。バックスイングと肩入れを同時におこなうことをユニットターンという。基本中の基本。特に力の入りにくいバックハンドでは、右手(利き腕)だけで引くと無用な力みをうみがちなこともあり重要である。5コマめからラケットをふりだしているが、ぐっと右膝を沈め(8コマめ)、低い位置からインパクトまでフラット面でやや上方に振り出す。インパクト以降もその軌道を保ち、ボールに推進力と、コントロールの為の適度なスピン(トップスピン)をあたえている。
バックといえば、腰の回転、きれ、が強調されることが多いが、腰の大きな回転は最後まで見られず、肩の回転が重要であることがおわかりだろうか。もっともこれは順クロスへの打球であり、つまり流す方向だ、ということもあるが。
画像はバックハンドの名手で世界チャンピオンのキム・ボブヒョン(김법현)選手(韓国)。 韓国はバックハンドの名手がおおく、非常に個性的なバックを打つ選手が多数いるが、ここで示した連続写真は非常にオーソドックスなものであり、万人の参考となる。
韓流(韓国式)バックについての誤解
世界チャンピオンキムボプヒョンのバックハンド。いわゆる両手打ちではない。実は男子で両手打ちの選手は少ないのである。が、その打法には、日本での一般的なバックハンドの通念とはまるで違う思想がある。
「韓国バックイコール両手打ち」という図式が日本においてできあがりつつあるが、そのわかりやすさは、甘い罠である。本質は、そこ(両手打ち)にはないからだ。 つまり、両手打ちをとったら日本のバックと変わらない、ではない。
韓国バックへの関心が高まりつつあるように見えるのはいいことだが、このような誤解がうまれるのはどういうことなのだろう。
なぜ韓国選手のバックハンドが脅威といわれるのか、両手で打つから、ではない。彼らの放つボールの質が高いからである。両手で打つ選手のものも、そうでない選手のものも。ただそれだけである(質が高いということは、すなわち技術レベルが高い、ということでもある。当たり前のことだが意外とこれがわかってない人がおおい)。ところがその質の高さを実感した人は僅かである。韓国バックの名のみが有名になっていく。両手打ちというわかりやすいキーワードを伴って….あきれたことに、実際にみたこともないもの(韓国選手)を語ってしまうひとまで現れる(見てればそんなこというわけない・・・はず)、これもソフトテニスの閉鎖性に起因することなのだろうか。どうすればいいのか。とにかく機会をとらえて韓国選手を実際(ビデオじゃなにもわからない)にみてくれ、と、僕はいうしかない。その機会はほんの僅かしかないが・・・
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