ニューデリーの再現?!台湾男子 1st ASIAN CUP/KOREA CUP2017

上左から順に林聖發、郭建群、全智、柯育宸、邱耀徳

5人が大学生の若いチーム

台湾男子は6月のチャイナカップ(台州市–中国浙江省–)で団体、個人戦ダブルスに優勝、ただしあの時のメンバーとは全員が入れ替わっている。台湾は、例年通り 、春にランキング戦をおこない来年のアジア競技大会にむけての強化選手を選出、現在合宿中だが、その強化メンバーからランキング上位をチャイナカップに、下位をコリアカップに派遣している。

つまりA隊を中国にB隊を韓国に送り込んだ。B隊は林聖發を除く5人が大学生と若いチーム。

もっとも年長の林聖發が25歳。2012アジア選手権、2013年東アジア競技大会に出場している。この林と昨年のアジア選手権に出場した全智(19歳)が代表経験者。

この若い台湾チーム、シングルスはまずまずだったがダブルスは惨敗(16本が最高)。

しかし団体戦は見せてくれた。ニューデリー(2015世界選手権)の準決勝の再現なるか?とおもったほど。団体戦において韓国から唯一一点を挙げた。

団体戦準決勝の台湾男子ベンチ。左端が陳監督。1990年代に活躍した異端の前衛。最後の国際大会となった1999年の世界選手権は開催国ワイルドカードで個人戦のみの出場。準決勝でチョンヒョンキ・ユウヨンドン、決勝で中堀・高川と日韓のエースを相次いで破り優勝し、まわりをあっといわせた(謝順風・陳信亭)。

メダルセレモニー

1ST ASIAN CUP
KOREA CUP 2017

8月23日〜27日 韓国 アンソン市

夏の恒例となったKOREA CUP、今年は様相が違う。

今年は本来なら東アジア競技大会の年だが、同競技大会は発展的?に変質しユースの大会となり開催時期も2年ずれた。つまり今年は空白となってしまったのである。

東アジア競技大会は総合競技大会であり、他競技はともかくオリンピック種目ではないソフトテニスにとって重要な大会であり、その損失感はたいへんなもの。なによりも各国のナショナルチームが目標を失うことになる(韓国、台湾は今年も代表選抜戦を行っている)。

代替としてインドネシア等でのアジア競技大会プレ大会などのうわさもあったが、既存のKOREA CUPのアップグレードということで落ち着いた。具体的には今回のみアジア連盟主催のASAIN CUPを兼ねることになったのである。つまりKOREA CUP2017は同時に1st ASIAN CUPでもある。

ASIAN CUPはアジア連盟主催の新しいイベントとしてアジア競技大会の前年、つまり4年ごとに開催予定で次回は2021年に中国で開催。

RESULTS

男子シングルス 優勝 船水颯人 準優勝 キムテミン(韓国)
女子シングルス 優勝 キムヨンヘ(韓国) 準優勝 フォンズーシュエン(冯子轩 中国)
男子ダブルス 優勝 キムテヨン・キムキヒョ(韓国) 準優勝 安藤・丸山(日本)
女子ダブルス 優勝 小谷・大槻(日本) 準優勝 林田・黒木(日本)
男子団体 優勝 韓国B 準優勝 韓国A
女子団体 優勝 日本A 準優勝 日本B

2017年9月発売の『ソフトテニスマガジン2017年11月号』に管理者による第一回アジアカップ兼コリアカップ2017の取材レポートがカラー3ページモノクロ2ページにわたり掲載されています(写真撮影も)。。御一読いただければ幸いです。







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