かのキムヒースーに比肩しうる強烈なスマッシュ・・・
台湾のベテラン(2018年で36歳)のスマッシュ。
彼の全盛期のスマッシュの物凄さは日本ではちょっと比較できる存在がいないが、李佳鴻とともに、かのキムヒースーに比肩しうるだろう。こう書いても少しも伝わら無いであろうことがもどかしいが・・・
この動画が2016年のアジア選手権台湾代表選抜戦での朝の調整風景。軽く流したウォーミングアップである。
以前も書いたように韓国や台湾のスマッシュと日本のそれとの大きな違いは踏み込みとそれにともなう体重移動だ。韓国、台湾ではその概念そのものが存在していないかのようだ。
無冠の帝王
劉家綸が台湾代表として登場したのが1999年の世界選手権(台湾開催)。国別対抗団体優勝、シングルス準優勝と華々しいデヴュー。当時高校生(豊原高)。

以降 1999世界選手権(台湾林口))、2000アジア選手権)佐賀)、2001東アジア競技大会(大阪)、2002アジア競技大会(釜山)、2004アジア選手権(チェンマイ)、2010アジア競技大会(広州)、2011世界選手権(ムンギョン)、2016アジア選手権(千葉)と8回代表に(2012年も代表選抜を勝ち抜いたが代表を辞退)。時々ブランクがあるのは怪我によることが大きい。
1999世界選手権、2004アジア選手権、2010アジア競技大会と団体優勝しているが常に決定的なかつ記憶に強く残る仕事をしている。1999年のシングルスにおけるキムキョンハンとの2度にわたる決戦(4−3、3−4)は語り草だし、2004年の李佳鴻とのダブル前衛によるダブルフォワードの爆発的な強さたるや・・・。2010年ではクローザーとして中堀・高川を破り台湾を3度目のアジア五輪チャンプに導いた。みごとな戦歴といえるがなぜか個人戦は未勝利、1999世界選手権準優勝、2001東アジア競技大会ダブルス準優勝が最高成績。俗な言い方をすれば『無冠の帝王』。やはり怪我の影響が大きいと思う。

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