2週間に渡り開催された第16回アジア競技大会が閉幕した。
ソフトテニスが終了したのは1週間前。帰国後テレビで他の競技をみていると何か不思議な気持ちになる。
日本が金を獲得したソフトボールの会場はソフトテニスと同じ敷地内の会場、やはり日本が金を獲得した男子サッカーの決勝会場もテニスコートのとなりだった。
ソフトテニスが終了した翌日夜コート側を通りかかったが、当然のことのだが、まわりの喧噪をよそにコートはひっそりと静まりかえって人気がない。
なんとも感傷的な心持ちになったものだ。
帰国して日本のテレビでみるアジア大会はそんな気持ちにさせられる。(上画像は硬式テニス会場と隣接していた陸上競技場、ソフトテニス会場のあった天河運動公園とはバスで30分ほどの郊外にあった)
さて日本選手団は中国、韓国に大きく水をあけられ3位という成績に終わったとのこと。
今大会で日本はサポートハウスを大々的に開設するなどロンドンオリンピックに向けての意欲的な取り組みをみせていただけにかなり不本意な結果となったようだ。
そんななかでソフトテニスは存在感を見せることができたのだろうか。
女子団体で初優勝(公式種目として)するなど成果はあったといえるだろうが、前回も書いたように男子は金メダルなし。
また前回達成した全種目でのメダル獲得もかなわなかった。
そのことを残念に思う向きもあるだろうが、私はあまりそういう風には考えない。
男子における韓国、台湾(中華台北)、日本の3強の実力はまさに伯仲であり(しかも高いレベルで)、その戦いをまじかでみられてとてもエキサイトした(ドーハ大会ではなかった韓国vs.台湾の黄金カードもあった)。
ひどく感動したし、まだその余韻は残っている。
日本男子の劇的な逆転負け(この試合は3点取り戦になってからもっとも刺激的なゲームであったと思う)、ヤン・リーの苦しみ抜いた末の2連覇達成等、宝物ような体験だった。
アジア五輪に限らず四大国際大会ではつねに圧倒的な体験をすることができるし、国内大会との差にいまさらながら驚くのである。
国内での日本選手しか見てない人には絶対に想像できない、いや想像もつかないパフォーマンスがここにはある。
男子団体決勝 日本vs.台湾のクライマックスでの日本ベンチ。2連覇まだほんとあと一歩だったのだが・・・
ただ女子のレベルがややというかかなり下がり気味なのがやや気がかりである。これはまた別項で触れる予定。
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