韓国の代表6人がすべて決定した。
4月に開催されたダブルス、シングルスそれぞれの優勝者3名が出場権を得たのは既報の通り。
男子ダブルス優勝 キムドンフン・キムボムジュン 男子シングルス優勝 ユンヒョンウク
女子ダブルス優勝 キムエーギョン・チュオク 女子シングルス優勝 ソンジヒョン
6人目の選考がやや恣意的・・・・
残りのメンバーは予選の上位者を選抜し、7月まで合同合宿(代表決定の5人を含む)を行い、決定した。これは昨年の代表選考と同様。
合宿は男女10名でおこなわれていたが、最終的な代表決定には予選会の成績がほぼストレートに反映された。
ほぼ、と書いたのは昨年5人だった代表は今年は6人につまりプラス1となったわけだが、その6人目のメンバー選考にやや恣意的な傾向がみられるからだ。
特に女子のキムジヨンがちょっと意外だった。というのも予選の成績が単複ともそれほどふるわなかったからだ(無論、上位ではある)。予選の結果ということではありえないとさえいえる。昨年のアジア競技大会での活躍からすると選ばれて当然との声もあるだろうが、いままでの韓国ではなかったことなのである。

台湾、日本との際立った違いは学生選手がゼロであるということ。台湾は江婉綺以外のほぼ全員が学生(高校生、院生を含)、日本は12人中4(選考時には12/7)が学生。
戦力分析は次回に譲るが、男女とも出場国中最強、しかも他をかなり引き離している、と見る。
男子 半数が新人
男子は昨年の代表から3人が残留。残りの3人は国際大会初出場のフレッシュなメンバーだ。また所属チームは5つの実業団にまたがる。前回の世界選手権を経験しているのはキムドンフン(スンチョン)ただ一人。
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キムドンフン(スンチョン) ダブルス予選優勝
2008アジア選手権単優勝、2011世界選手権単優勝、2012アジア選手権単優勝、2014アジア競技大会複優勝 2011世界選手権複第三位、2013東アジア競技大会複準優勝、同単準優勝、2014アジア競技大会単第三位
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キムボムジュン(ムンギョン) ダブルス予選優勝
2014アジア競技大会で史上二人めの三冠王獲得 2014アジア競技大会複優勝、同混複優勝、2012アジア選手権複準優勝、2013東アジア競技大会複準優勝
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パクキュチョル(タルソン) ダブルス予選二位
2014アジア競技大会ダブルス第三位、同ミックス第三位、2012アジア選手権ダブルス第三位
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イスヨル(タルソン) ダブルス予選二位
初出場 2008年ごろから代表選抜戦での活躍が目立ち始め、2010年アジア競技大会以降は常に次点で落選という実力者。
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ユンヒョンウク(インチョン) シングルス予選優勝
国際大会初出場 昨年のアジア競技大会サポートメンバーとして代表チームに帯同。
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キムジヌン(テジョン)
国際大会初出場 シングルス予選の3位、昨年の予選会でもほぼ同様の実績。選考合宿を経て予選2位だったハンジュオンを抑えて代表に初選出された。
女子 結果的に全員が残留
女子は昨年のメンバーが結果的に全員残留という形となった。
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キムエーギョン(NH) ダブルス予選優勝
世界選手権は3大会連続、国際大会ということでは2007世界選手権より8大会連続の出場になる。その間、国別対抗団体戦に4度、個人戦ダブルスに3度、個人戦シングルスに2度、ミックスダブルスに1度と圧倒的成績を残している。現在、比較対象となる選手は皆無といっていい。
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チュオク(NH) ダブルス予選優勝
前2011年大会につづく二大会連続の世界選手権出場。国際大会には2008年アジア選手権より7大会連続出場。2012アジア選手権より個人戦ダブルスの連勝が続いている。
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キムボミ(アンソン) ダブルス予選二位
二大会連続の世界選手権出場。国際大会には3大会連続4度め。2014アジア競技大会位シングルスチャンピオン。
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ユンスジョン(アンソン) ダブルス予選二位
二大会連続の世界選手権出場。国際大会には3大会連続4度め。2014アジア競技大会ダブルス銀メダル。
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ソンジヨン(アンソン)シングルス予選優勝怪我のため代表辞退(11.10変更)国際大会初出場。
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チョンインジ(NH)
怪我のため代表辞退したソンジヨンの代わりに選出 国際大会初出場。
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キムジオン(オクチョン)
世界選手権初出場、国際大会には2年連続2回め。2014アジア競技大会ダブルス銀メダル。

キムドンフン、キムボムジュン、イスヨル、パクキュチョル、ユンヒョンウク、キムジンウン
下段 左から
キムエーギョン、チュオク、キムボミ、ユンスジョン、ソンジヨン、キムジオン
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