北本・齋藤に全冠制覇の夢!
オリンピックの東アジア版
マスコミ(特にテレビ)ではどういうわけか全然もりあがってないが現在、韓国は釜山において第2回東アジア競技大会が開催中である。これはソフトテニスだけの大会ではなくてオリンピックの東アジア版といえる大会でオリンピックの翌年、アジアオリンピックの前年に4年毎に開催される。13競技187種目が争われ、ソフトテニスは第1回大会(上海)である前回大会には正式参加ならず、(不本意ながら)公開競技として参加し団体戦のみが競技された。今回より晴れて正式参加となる。
東アジア地区
どういうわけか(硬式)テニスは種目にない。東アジアという区分けがよくわからないがアジア・オリンピック評議会が規定した区分けで、今回参加する国と地域は日本、中国、韓国、香港、マカオ、モンゴル、台湾、カザフサタン、グアムの九つの国と地域である。ちなみにこのなかでソフトテニスをおこなっているのはマカオとグアムを除く7つだが、すべてが今回参加するかどうかは未確認。次回(2001年大阪)よりはオーストラリアも参加するらしい。
前回参加した北朝鮮(ここもソフトテニス普及国)は、それどころではないのか、今回は不参加。参加国をみてみると競技によってはかならずしも(東アジアが)高いレベルの競技ばかりとはいえず、それがいまひとつマスコミでもりあがらない原因かもしれない。
強豪国は東アジアに集中
朝日新聞によると日本は陸上、水泳でほぼトップ選手をそろえた、とあるがソフトテニスをそのなかにあげないのは相変わらずの酷い仕打ちである。ソフトテニスの強豪国(韓国、台湾、中国、日本)は東アジアに集中しており、密度の高さを考えれば世界選手権よりも高レベルといえるかもしれない。
これ以上の顔触れは現在ちょっと考えられない
だから当然日本も最高のメンバーで望んでおり、特に男子はこれ以上の顔触れは現在ちょっと考えられない。
男子代表
中堀成生、高川経生
北本英幸、斉藤広宣
土師宗一
この5人で現在の主要個人タイトル(除、国際シングルスタイトル、アジアオリンピックダブルス)をほぼ独占している。意外だったのは5人めの選手にいままでの国際大会ならシングルスプレーヤを選抜していたのだが今回はそうではない土師選手を選んだことだ(女子も同様にそうではな八谷選手を選抜)。団体戦のオーダーのことを考えるといささか不可解な選択ではあるので、ひょっとするとルールが変わったのかそれとも特別ルールでやるのかもしれない。
シングルスの強化は急務
ソフトテニスは男女あわせて(おそらく)6つの金メダルを争うことになるが、色を考えなければ全種目可能だろうが、金となると正直なところ3つとれれば大成功ではないか。シングルスはこれまでの国際大会を考えると銅でさえかなり苦しい。このままのルールでやるのならシングルスの強化は急務である。もっともこれほど日本がシングルスに弱い状況ではルール改正は言い出せまい。
全冠制覇の夢、北本・齋藤
(ソフトテニスの)本命であるダブルスは現在、北本・斉藤組が’95世界選手権、’96アジア選手権と連覇しており、来年のアジア競技大会とあわせて全冠制覇の夢がかかる。がアジア選手権ではシングルスに出場し、ダブルスにエントリーしなかった韓国の李(彼が実績はもちろん実質的にみても世界現役NO.1ではないか)が出場したら苦しい戦いは必至である。
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