韓国3トップ キムキョンハンの右ストレート。ポーチボレーサンプラー [Porch Volley Sampler]

韓国の偉大な3トップで最後まで第一線でプレーしたのは一番年長のキムキョンハンだった。いわばしんがりを務めたキムキョンハン–김경한–の技あり右ストレートポーチボレー

相手後衛メンジンホはポーチの気配を察し、なんとかかわそうとしているが...逆モーションボレーだが抜群のボディバランス、なんとも美しい所作だ。ポジションの取り方、間合いのつめ方、等々、。穴が開くほどみて研究してほしい。

2009大統領旗団体戦でのキムキョンハン

メンジンホとキムキョンハンの対決は何度もみたが、キョンハンにとって誠に相性のよい?ベースライナーだった印象が強い。

キョンハンは翌2010年がラストシーズン、この2009年も2010年(代表選抜次点)も全盛といっていい存在感と活躍振りでまさに怪物だった。初代表は1998年のアジア競技大会。代表歴は1998、1999、2000、2001、2002、2003、2008の7回。

1999世界選手権シングルス優勝
2002アジア競技大会シングルス優勝
2003世界選手権ミックスダブルス優勝
2008アジア選手権ミックスダブルス優勝
1998アジア競技大会団体優勝
2002アジア競技大会団体優勝
2008アジア選手権団体優勝

2009年7月にムンギョンで開催された韓国大統領旗でのプレー。大統領旗は韓国において秋の国体、春の代表選抜の次に重要な大会で開催規模はもっとも大きい。各カテゴリー(ジュニア〜シニア)ごとに数種目。メインはむろん実業団、つまりプロの部で団体戦、ダブルス、シングルス、ミックスがある。

ここでのプレーは団体戦、スンチョン vs.タルソンの古豪対決。メンジンホ・ウヒョンコン vs. イウオンハク・キムキョンハンという重厚なカードである。

メンジンホ–맹진호–

彼だけが国際大会出場経験がない。しかし単複とも上位の常連であり、代表に手が届かなかったのは単に少し運がなかっただけ。2008年NHOPENではシングルスで2人の世界チャンピオン(バンジュンハン、キムジェボク)3人の日本チャンピオン(鹿島、成田、玉川)を凌駕して決勝に進出している(準優勝 優勝はペファンソン)。

2008NHOPENシングルス決勝でのメンジンホ(スンチョン)
2008NHOPENシングルス決勝でのメンジンホ(スンチョン)

イウォンハク–이원학–

代表歴 2000、2001、2002、2003、2007の5回(2011も代表選抜一位となったが出場辞退)。
2002アジア競技大会ダブルス優勝
2003世界選手権ダブルス準優勝
2007世界選手権ダブルス準優勝

2002アジア競技大会団体優勝

2011年代表選抜でのイウオンハク。圧倒的強さで一位。本大会で見たかった・・・
2011年代表選抜でのイウォンハク。圧倒的強さで一位。本大会で見たかった・・・

ウヒョンコン–우형곤–

2008年アジア選手権に開催国ワイルドカードを得て出場。ミックスダブルスでメダルを獲得している(韓国がベスト4独占)。また2010年中山盃ではチョソンジェとのペアで日本の若手(稲積・塩嵜、村上・後藤)をなぎ倒し優勝。

2008年アジア選手権ミックスダブルス準決勝でのウヒョンコン。優勝したキムチウン・キムキョンハンと対戦中。
2008年アジア選手権ミックスダブルス準決勝でのウヒョンコン。優勝したキムチウン・キムキョンハンと対戦中。


すでにこの4人とも現役を退いてしまったのは寂しい限り。







こちらの記事もどうぞ(関連記事)

コメントをどうぞ

comments

Powered by Facebook Comments