NH BANK 新監督ユウヨンドンの下で全冠制覇!!2017韓国大統領旗

この記事 なぜか非公開のまま2年近く・・・

第55回大統領旗ソフトテニス大会 ムンギョンソフトテニスコート

表記大会は韓国最大規模のトーナメント(シリアスさでは春の代表選抜戦や秋の国体に譲るが・・・)。

日本の天皇皇后賜杯全日本選手権にあたるといいたいところだが、根本的にちがうところがある。

開会式でのジュニア選手たち。

全日本はかつて総合選手権と言われたようにボーダレスというかカテゴリーオープンの大会である(最近は中学生まで出場している!)。一方 大統領旗はどこまでもカテゴリー別である。大学生も例外ではない。実業団(プロ)は実業団の大統領旗を、大学生は大学生の大統領旗を、高校生は・・・・(以下同文)。日本では全日本選手権だけでなく、地区選手権や県大会に至るまでボダーレス化が進んでいるが、韓国国内大会で(カテゴリー)オープンなのは国家代表選抜戦だけである。

カテゴリ毎に団体戦(2ダブルス1シングルス)、個人戦(ダブルス、シングルス)があり、実業団の部にはミックスダブルスもある。

今年は2007年にアジア選手権、2011年に世界選手権が開催されたムンギョン市で7月24−30日に行われた。日程が長いこともあり韓国の大会は雨に祟られることがおおいが、今年も例外ではなかった。しかし会場には屋根付きクレーが4面であり、予定通り消化された。連日、夜遅くまでの運営となったが・・・

男子団体戦

男子団体決勝 手前がムンギョン、むこう側がスンチャン。

団体戦は2ダブルス1シングルスの国際大会方式。代表選抜戦で垣間見る現在のチーム力だとタルソンがもっとも充実してみえるが、現実には秋の国体ではスンチョンが2連覇中、この大統領旗ではムンギョンが今回で3連覇を果たした。タルソンはムンギョンに惜敗。

キムジェボク(右)・キムジュゴン

ムンギョンは今期主要大会連勝中である(会長杯、東亜日報杯、大統領旗)。団体戦でだけでなく、国家代表選抜戦も一位、二位を占めた。この決勝もドンフンに敗れたシングルス以外は危なげない感じ。特にキムジェボクの充実振りが素晴らしい。クレーコートなぞおかまいなしにダブルフォワードを敢行し、その技量も当然ながら超一級。カットサーブ切れ味も見事だ。

キムジェボクはダブルフォワードパイオニアの一人、パクチャンソクとの学生ペアで2004年アジア選手権(チェンマイ)に優勝。ダブルフォワード初のタイトルフォルダーとなった。3年後の2007世界選手権では単複二冠を達成。2006アジア競技大会ダブルス銀メダル。

トップにでたムンテヨン・キムギヒョは今年春の代表選抜一位、いきなりでてきた感じの若いペア。大きな国際大会の無い年とはいえ、代表選抜一位は重い。

決勝 ムンギョン vs スンチョン

 第一ダブルス ムンテヨン・キムギヒョ 4−2 イハヌル・リュテウ
シングルス  チョミョンス 2−4 キムドンフン
第二ダブルス キムジェボク・キムジュゴン 4−0 ジョンジウン・パクサンミン
この中で代表経験者はキムジェボクとキムジュゴン、キムドンフンの3人。ただし上にも書いたようにムンギョンは4人が今年の国家代表に選抜され長期の代表合宿中(キムボムジュンは代表落ち)。スンチョンには今年の国家代表チームはいない(ドンフンも代表落ち)

女子団体戦

女子団体決勝 NH BANK vs オクチョン

第一ダブルス ムンヘギョン・ペクソル 4−0 チョヘジン・イチョロン
シングルス  キムヨンヘ 2−4 キムジヨン
第二ダブルス イミンソン・ナダソム 4−0 ユンソラ・コウンジ

나다솜, 이민선 vs 윤소라, 고은지

男子団体 1ムンギョン 2スンチョン
女子団体 1農協 2オクチョン

男子ダブルス決勝 キムジョンユン・キムマンヨル(タルソン) 2−4 ムンテヨン・キムボムジュン(ムンギョン)

ダブルス優勝のキムボムジュン(ムンギョン)。これは練習中のスマッシュ。

男子ダブルス 1ムンテヨン・キムボムジュン(ムンギョン) 2キムジョンユン・キムマンヨル 3チョムンス・イヨハン(イチョン)/イハヌル・リュテウ(スンチョン)

女子ダブルス決勝 シンスヘン・キムジヘ(キョンナム体育協会) 0−4 イミンソン・ナダソム(NH BANK)

女子ダブルス優勝のイミンソン・ナダソム(NH BANK)

NH BANKがベスト4に3組と圧勝。ナダソムは高校時代日本でプレーしていた異色の経歴をもち、昨年に引き続きの優勝になるが、前回は代表不在のトーナメントであり、今回はフル出場、価値が高いと思う。

イミンソンはまだ19歳、プロ入りしたばかりである。最終種目のシングルスにも優勝し、団体と合わせていきなりの三冠王、地元ムンギョンの慶北観光高出身のベースライナー。

二位キョンナム(チンジュ–晋州)のシンスヘンは以前はお隣といっていいサハ(釜山)に所属していた。

大本命のキムジヨン・コウンジ(オクチョン)は準々決勝でムンヘギョン・ペクソル(NH BANK)に1−4で敗れている。

男子シングルス 優勝 キムジンウン(スオン(水原)) 準優勝 ナムグンフォン(ゴールデンブルー)

優勝のキムジンウンは現世界チャンピオン。

女子シングルス 優勝 イミンソン(NH BANK) 準優勝 キムジス(サハ)

イミンソン(NH BANK)。これはダブルスでのパフォーマンス

ミックスダブルス 優勝 キムヨンヘ・パクキュチョル(NH BANK・タルソン)

団体戦でのキムヨンヘ

パクキュチョルはミックスの世界チャンピオン(2015)、当然すぎる優勝。

今回、タルソンは冴えなかったが意地をみせたか?

NHBANKとタルソンの選手が組むのは珍しいのではないか?前回見たときは同地区の実業団でペアリングしていたように記憶している。

パクキュチョル。団体戦はムンギョンに惜敗。第二シードのダブルスはまさかの初戦敗退。これは練習で。

 







こちらの記事もどうぞ(関連記事)

コメントをどうぞ

comments

Powered by Facebook Comments