“EARLY DONG-HOON” 2008年のキムドンフン RANDA MOVIE The ART of Softtennis

韓国のエース、キムドンフン(スンチョン)最初期の姿


彼が国際大会の舞台に踊りでたのは2008年のアジア選手権(ムンギョン)だが、この乱打風景はその大会での朝練習でのものだ。ラリーの相手はその年のエースベースライナーのチョソンジェ(現スンチョンコーチ)。ドンフンは当時弱冠19歳である。

真に怪物的・・・

ドンフンは2008年の初代表以来、2010年のアジア競技大会以外の7大会つまり都合8大会(四大国際大会の)国家代表になっている(2008、2011、2012、2013,2014、2015、2016、2018)。
最初の3回はシングルス予選での優勝、あとの5回はダブルス予選での代表戦突破である。韓国では常にダブルス予選が先行されるのでダブルス予選で勝てばシングルス予選には基本的には出場しない。

韓国男子は競り合いが厳しく、代表の入れ替わりが激しい。そんななかでこの成績は驚異以外のなにものでもない。真に怪物的である。
過去の記録では最高はかのユウヨンドンで1992年アジア選手権の初代表にはじまり、1994、1996、1997、1998、1999、2002、2003、2006と9回代表入り。ヨンドンは19歳で初代表、やはりアジア選手権だった。2003年の世界選手権で8回目の代表入りしたあと引退、当時現在のドンフンとおなじ29歳だった(3年後に一年だけ電撃復帰し代表に返り咲きアジア競技大会4大会連続出場を果たした)

ボールのスピードは変わらないが・・・

さて当時も滅法速かったドンフンの打球だが、造形そのものは微妙に変化しているのがみてとれる。フォアハンドのテイクバック(特にリストワーク)が特に顕著だろうか。むろん柔軟性を増した現在のほうが美しく洗練されている。

現在(2018年)のフォアハンド


装飾、虚飾性が限りなくゼロ、相変わらず、純度の高いフォアハンドだ。いやその傾向は、ますます、と見える。

日本人にとって違和感を感じるのはテイクバックからインパクトだが、これを『韓流』だけかたずけるのは危険というか、そこで思考停止してしまうのは実にもったいないと最近おもう。

以前も書いたがこれはスモールサーキュラー、サキューラーモーションを極端に簡略化したものなのだ。日本ではまず見られない打法なので思考停止してしまうのもやむを得ないのだが・・・(実は一人だけいるが・・・それはまたいずれ)。

アジア競技大会は2大会連続2度目の出場(前回はダブルスに優勝)

2大会連続出場を決めて。ペアは初出場となるキムキソン(チャンニョン)

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