アジア競技大会ソフトテニス競技(1994–2023)におけるメダル構造の変化と愛知・名古屋大会の展望

日本は女子主導型のメダル構造

1994年から2023年のアジア競技大会ソフトテニス競技(全46種目)における金メダル獲得数データ。
韓国: 26個(シェア 56.5%)
日本: 11個(シェア 23.9%)
台湾: 8個(シェア 17.4%)
中国: 1個(シェア 2.2%)

韓国が全体の過半数を超える26個を獲得し、アジアの絶対的王者として君臨。男子11個、女子11個、ミックスダブルス4個を獲得しており、性別や種目を問わず完璧なバランスで金メダルを量産。男子・女子ともに全20種目中11種目を制している(勝率55%)。

日本は女子主導型のメダル構造。
日本の金メダル11個のうち7個(63.6%)が女子種目(団体3個、ダブルス3個、シングルス1個)。男子は3個(団体2個、シングルス1個)にとどまり、男子ダブルスでの金メダル獲得はゼロ。

台湾は男子偏重傾向。金メダル8個のうち6個(75.0%)は男子種目に集中。特に男子ダブルス(3個)と男子団体(2個)で強い実績を残す。

中国は女子シングルスの一個(2010)にとどまるが、これはシングルスにおいては日本に先んじていることは特記されるべきだろう。これは世界選手権でも同様(1995)。また世界選手権では同種目数のうえでも中国が日本(台湾も)を上回り、韓国に続く単独二位。

種目別傾向

ダブルス

男子ダブルスは韓国(3個)と台湾(3個)が二分し、日本はタイトルを獲得できていない。女子ダブルスは韓国(3個)と日本(3個)がタイトルを分け合い、日韓の2強対立構造。

ミックスダブルス

韓国が6大会中4大会(66.7%)を制す。男女双方で韓国の総合力が如実に反映されているといえるのか?。

シングルス

男子シングルスは韓国(4個)が優勢。女子シングルスは韓国(3個)、台湾(1個)、中国(1個)、日本(1個)の4カ国に分散しており、最も群雄割拠な種目。

団体戦

韓国が男子で4/8個、女子で5/8個を獲得。日本は初優勝が女子が2010年とおくれたが、そのご追い上げ女子団体で3個を獲得し、韓国に次ぐ対抗馬として位置。

現在の実力値

ただコロナを経て勢力図が一変しており、この数字から名古屋を予測することは困難か?
杭州大会では日本が金メダル4個を獲得、存在感を一気に高めた。

長らく圧倒的な勝率を誇っていた韓国は、杭州大会では金メダルが1個(女子シングルス)にとどまる。またその後の韓国開催だった世界選手権、アジア選手権をみても、以前強さは全くみられない。杭州大会で男子団体および男子シングルス、ミックス(上松俊貴)で金を獲得した日本の勢いと実力は本物。さらに、2024年の世界選手権(韓国開催)でも日本男子は団体戦3連覇を達成し、上松が日本勢初となる男子シングルス世界王者に、続くアジア選手権でも三冠と勢いはとまらない。もっとも女子はムンヘギョン(杭州シングルス金 アンソンミックス金)、イミンソン(三冠)が踏ん張りアンソン大会では王者復活を思わせた・・・・しかし翌年のムンギョンではイミンソンの怪我もあり惨敗している。二人が去った今のチームに後継がみえない・・・
過去の累計データ(韓国26個、日本11個)はあくまで過去の蓄積に過ぎず、現在の実力値としては「日本が圧倒的な本命」と自他ともにみとめる存在として愛知・名古屋大会を迎える構図となっているといえる。
アジア競技大会金メダリスト一覧 日本の苦闘のあとがくっきり。アジア五輪で勝つということはたいへんなことなのだ。しかし前回大会でたしかにフェーズが変わった。そのタイミングでの30年ぶりの自国開催ということになる






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