会場のヨルムル テニス競技場はこのアジア競技大会のために新設された。
立地はインチョン市の中心にほどちかくまずますの環境。
巨大な国際空港でその名を世界に知られたインチョン市は人口300万弱、ソウル、釜山に次ぐ韓国第三の都市であり、ソウルと隣接した大都会(インチョン空港は市内からは一時間半ほどかかる郊外にある)。
巨大スタジアムに大小2面のショーコート、両脇に4面づつ計8面アザーコート。そのまわりに数面のプラクティスコートがある。さらにスタジアム内には雨天用室内ハード4面を併せ持つ。まず素晴らしい施設だが、最近のこの手の施設の常としてショーコートは少ないという点は否めない。

センターコートの巨大さに比して・・・

昨年の天津もそうだったがセンターコートの巨大さに比してアザーコートの貧弱さがあまりにアンバランスだと思う。
広州アジア競技大会(2010)のテニス会場(ソフトテニス会場とは別)も同様(但し2面のあるショーコートは異様に巨大だった)、もっとも日本の有明も褒められたものではない。
ショーコートでのゲームはわずかである。観客に良いゲームをみせるには、よほど巧緻にたけた運営をしないといけない。テニスはその点、まずまずだが、ソフトテニスは残念ながらそこまで神経が行き届かないことがほとんどだ。その点はなにも国際大会に限った話しではない。日本の国内の大会でも同じである。

テニスと施設を共有
ヨルムル テニス競技場の話しにもどす。
テニス、スカッシュがこの会場でおこなわれるが、テニスとは当然のことながら施設を完全共有ということになる。



テニスと同一会場になるのはアジア競技大会では2006年ドーハ大会以来2大会ぶり2度目となる。但しドーハではセンターコートはテニスのみが使用し差別化が計られた。もっともソフトテニスにもスタンド付きのショーコートがメインコートとして用意され、中東というソフトテニスとは縁もゆかりない土地柄を考えるとまずまずの環境。
東アジア競技大会では2005年のマカオ大会がテニスと同一会場。このときはコートをセンターコートをふくめ完全に共有。ソフトテニスとテニスの日程をうまくずらすことでスマートに運営されている(硬軟のクライマックスを重ねなかった。今回も工夫次第ではできたとおもうが・・・・)。このマカオのセンターコートは規模こそ小さいが臨場感抜群で印象深いコートだった。ただしショーコートはセンターコート一面だけ。
29、30日はテニスのクライマックス!!
重なる29、30日はソフトテニスの最初の二日間にあたり、(ソフトテニスでは)シングルスがスケジュールされている。今回シングルスのみが個人戦で2dayになったのはテニスとのバッテイングが不可避だったからだろう。
当然、その重なる期間はテニスのクライマックスであり、この二日間(29、30)で個人戦5種目の決勝を行う。センターコート(一番コート)はテニスが優先的に使用されることになるとおもわれる。
(ソフトテニスの)ミックスダブルスが競技される10月1日以降はソフトテニスのみ。好天がつづき大会が順調にすすむことを祈るのみ。
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