コリアソフトテニスレポート練習風景 他 『ムンギョンガイド』 〜世界ソフトテニス選手権プレヴュー1—-観戦案内—-

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10月27日に開幕する第14回世界ソフトテニス選手権。韓国での開催は2大会連続5回目ということになる(史上最多となる)。開催地となるのは2008年にアジア選手権の会場となった聞慶市であることはすでにお伝えした。私は過去何度もこの町を訪れており、個人的に、台中市とともになんとも親しみを感じる町である。

聞慶市は韓国のほぼ真ん中に位置する小都市。かつては炭坑で栄えた(現在は閉山)。また歴史上でも重要な土地とのこと(大型歴史ドラマが制作されそのセットが観光地化している)。

私が最初に訪れた10年ほどまえはソウルから車で5時間以上という不便な土地だったが、ほどなくして高速道路が整備されソウルから2時間あまりでくることができるようになった。

市街地は店村という地区にある。もともと店村と聞慶が合併して聞慶市となった。

 鉄道駅には聞慶駅と店村駅があるが、世界選手権がおこなわれるのは店村駅のほうなのでお間違いのないよう。なお聞慶駅には有名な温泉がある。(下画像が店村鉄道駅)。Cimg4010

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店村駅までは釜山から直通便(ムグンファ号 約3時間半)があるが本数は極めて少ない。ソウルからは直通がなく京釜線金泉駅で乗り換えとなる(京釜線は日本でいえば東海道線のような主要幹線なので金泉まではたくさん列車がきているが、金泉←→店村は典型的なローカル線なので非常にすくない。要注意)。

韓国は台湾同様高速バス網が発達しており、使いこなせばきわめて能率的に移動できる。この店村にもバス移動するのが便利だが、インチョンやプサンといった国際空港からのリムジンバスつまり直通便はなく、ソウルや釜山のバスターミナルでの乗り換えが必要となるので慣れてない人にはちょっと、いや、かなりハードルが高いかもしれない。(←左画像 店村バスターミナル。韓国各都市に接続している)

世界選手権の会場は店村鉄道駅から車で5分ほど、徒歩でも20分くらい。店村バスターミナルからも同じくらいの距離。

メイン会場は聞慶市民コート。クレー11面、4面に屋根がついている。Imgp0491外の渋土コート2007アジア選手権開幕前日練習風景。

その屋根付き4面はいわゆるレッドクレー(アンツーカ)。あとの7面は西日本におおい黄色い渋土のコートとなっている。
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また雨天練習場として室内コートが2面あり、これはもともとハードだったものが砂入り人工芝に変わった。2008年に開催されたアジア選手権ではこの室内コートが選手控えエリアとなっていたが、大会3日目のダブルスが雨天となり、急遽使用されている(右画像がその様子)。聞慶は天候が変わりやすい。何度も当地をおとずれたが、必ず一度は雨がふったような...今回も覚悟した方がよいかもしれない。また10月下旬の気温はかなり低い。

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クレー11面のコートにはすべて観客席があるが、特に屋根付きの4面はキャパが大きく、こちらがメインで使用されることになるだろう。ただ外光をとりいれるシステムになっており、サイドによってはボールが見づらいという欠点がある。またコート全体が小高い丘の上にあり、強風に悩まされる事がしばしば。屋根付きコートは若干緩和される。
Imgp1861 こちらは屋根付きアンツーカ4面。早朝なので朝日が深く入り込んでいる。

Imgp1356メインコートに詰めかけた観衆。これはアジア選手権でなくて、2008韓国大統領旗という韓国最大のトーナメントのメインイベントであるプロの部ダブルス決勝戦(実業団の部)での風景。聞慶市にはプロチームのほかにジュニアから社会人まで各層に愛好者がいる。
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アジア選手権ではこの聞慶市民コートのほかに、サブコートとして、やや離れた(車で10分ほど)聞慶工業高校のクレー4面が使用されている。今回はそのアジア選手権より規模の大きい大会となるのでサブコートは使用は間違いないが現時点で詳細不明。→右は聞慶工業高校コートでプレーするキムテジョン・キムキョンリョン(利川市庁・安城市庁)の豪華ペア。2008年大統領旗でのワンシーン。

part-2も予定してます、








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