アジア競技大会で計4度決勝に
鄭竹玲はミックスダブルスのディフェンディングチャンピオン。シングルスでも決勝に進出している。

2010年の広州大会でもミックスと団体で決勝に進出、アジア競技大会で計4度決勝にでたことになる。その広州大会がアジア競技大会初出場、まだ高校生だった(国際大会デヴューは2008年アジア選手権まだ高校に進学したばかりだった)。
そこから足掛け13年、4大会連続の出場。今大会、三強では2大会連続の尾上、ムンヘギョンがいるが3大会連続はゼロ、ましてや4大会連続なんているわけもない。男子にもいない(3大会連続も)。
記録をみると台湾レジェンドの江婉埼が2002,2006,2010,2014と4大会連続出場を成し、鄭竹玲はその記録に並んだことになる(男子では高川経生の5大会連続というすごい記録がある。1994年広島大会から2010広州大会にかけて達成された。ユウヨンドン、廖南凱、中堀成生の4回がそれに続く)
むろん、ただ出ただけではない。
2010広州大会ではミックス銀、団体銀 ダブルスベスト8
2014インチョン大会では団体銅 ダブルス銅
2018パレンバン大会ではミックス金、シングルス銀 団体銅
トータル 金1 銀3 銅3

『引退』という言葉
なかでも光るのはミックスでの2度の決勝進出、アジア競技大会においては日本はまだこの種目の決勝にたどりついていない(2002年以来5回行われたミックスダブルス、ファイナリストということでは韓国が6ペア、台湾が3 中国が1。優勝は韓国4、台湾1)
パレンバン大会終了直後引退を口にしたが、翌年の世界選手権にも参戦、ミックスで決勝にでた。
引退の撤回?は台湾選手あるあるだが、彼らとって『引退』という言葉は「来年はどうなるかわからない」というほどの意味であることがおおい。これはのんしゃらんなということではなくて、もっとシリアス、台湾で競技生活を続けることがいかに不安定であるかを示しているのである。アジア競技大会でメダルを取れば多額の成功報酬(報奨金)を手にすることができる台湾選手を羨む声もあるが、事はそう単純ではないのである。
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