史上最強のBチームか? 台湾男子代表紹介 第7回アジアソフトテニス選手権

2012台湾男子アジアソフトテニス選手権代表。左上から賴立煌.何孟勳、林士淳、(左下)林聖撥、林佑澤、張智翔
開催国台湾の男子代表。長らく台湾を牽引してきた楊勝發、李佳鴻の名が姿が見えないことに気づかれたろう。楊勝發が2003年に世界選手権に出場して以来、ペアであるいは単独で必ず彼らの名があったわけだが、今回は、無い。もっともそれぞれ別のペアで予選には参加しており、引退したわけではない。来年以降に期待したいところ。

シングルス予選を一位で勝ち抜いた林佑澤。まだ高校生だ。2009年の国際ジュニアU15シングルスチャンピオン。この画像はその国際ジュニア一ヶ月前の台湾国体(台中市)に台南県代表として出場した時のもの。強豪ひしめく台南県でジュニアが代表というのはきわめて異例。
代表はダブルス予選とシングルス予選を双敗淘汰制で一度づつ行い、それぞれの1位と2位が自動的に代表に決まった。実にシンプルだが、以前のようにランキング戦をくりかえし、最終予選も代表の数だけ(ダブルス2、シングルス2)でおこなうというやり方が、たいへんだろうが、良かった気がする。シンプルになりすぎてしまった。

ダブルス一位は昨年同様 賴立煌・何孟勳(屏東)。昨年の秋以降の充実振りはすばらしく順当な結果。二年連続二度目の国家代表、アジア選手権はむろん初出場。

二位に入ったのは林士淳・林聖撥(台北体院)。林士淳は2007、2008と代表経験あり。3度目の国家代表でアジア選手権には2大会連続の出場となる。ダブルス予選を勝ち上がり代表になるのはたしかはじめて。林聖撥は全くの初出場。私はこの人のプレーをみたことがない。したがって画像もなく彼の写真だけは台湾協会に提供してもらった。ネットプレイヤー。6月の大学王座で来日している。
シングルス予選一位は林佑澤。この人は高校生である(台南県の名門 後壁)。台湾で高校生が予選を突破するのは1999年世界選手権での劉家綸以来のことだ。四大国際大会出場は無論はじめてだが、2009年の第一回国際ジュニアU15に出場しシングルスで優勝している。

シングルス予選二位は張智翔。2008年の第6回アジア選手権の代表。その時以来の代表入り。アジア選手権には2大会連続出場ということになる。以上、ベースライナー4人、ネットプレイヤー2人という陣容。詳細な分析はプレヴューに譲る。

史上最強?のBチーム!!開催国ワイルドカード

開催国台湾には団体戦出場メンバー6人以外に個人戦でのワイルドカードが与えられる。ダブルス予選、シングルス予選でのそれぞれ3、4位がそれにあてられた。実に真っ当。

ダブルス 林鼎鈞・劉家綸 郭家瑋・葉典禎

シングルス 郭家瑋 王俊彦 

郭家瑋がだぶっているで以上5名がBチームということになる。なんと5名中4名がアジア競技大会の金メダリスト林鼎鈞・劉家綸 郭家瑋、王俊彦。王にはさらに世界選手権、アジア選手権 東アジア競技大会3冠もある。史上最強のBチームといえよう。王はドーハアジア競技大会以来6年振りの代表復帰。アジア選手権は2004年以来2度目。劉家綸も2004年の第5回チェンマイ大会以来2大会振り3度目のアジア選手権出場。林鼎鈞はアジア選手権二大会連続出場、前回は林士淳とのペア(このペアはおもしろかった)。郭家瑋もアジア選手権初出場、葉典禎は国際大会初登場、

左から林鼎鈞、劉家綸、郭家瑋、王俊彦、葉典禎(葉典禎の画像のみ台湾協会提供)







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