11月に千葉市で開催される第八回アジア選手権。会場である蘇我のフクダ電子ヒルズコート(砂入り人工芝20面)で韓国代表が現地合宿(千葉蘇我)を行った(9月11日〜15日)。雨にたたられたが、私が訪問した14日午後はなんとか天気が回復!!。
男子 初登場組の選手を重点的に

基本練習の後はシングルスとダブルス組に分かれてゲーム練習。というのが私がみた14日の午後。
満遍なくというよりは初登場組の選手を重点的にという感じだ。

つまりソグォンのシングルスとキムボフンのダブルスである。
そのボフンのゲーム練習にはキムキョンハンコーチ(国際大会の個人タイトルが4つ、アジア競技大会団体2連覇の主力という伝説的名手)がつきっきりで手取り足とりといった感じで指導していたのが目に付く。
女子もそうだが敵地で合宿という緊張感はほとんど感じない。
前々日は20面あるコートをすべて使って環境になれることに時間をたやしていたとのこと。砂入り人工芝というコートサーフェースがほとんどない韓国。敵はまず足元にあり!なのである。
それにしてもドンフン、ボムジュンのエースペアにジェボク、テクホのベテランコンビ、あとの二人が新人と巧まずしてバランスが良い。昨年とのはそのエース以外は全て変わった。これは韓国においては特段珍しいことではない。ドンフン,ボムジュンはふたりとも5年連続(ドンフンは6年連続7度)代表となっているがそれこそ例外中の例外である。6人中4人がテグカソリック大の出身。2000年代になって登場したテグカソリック大の男子部(現在は消滅)、2004年より毎年代表に選手をおくりこんできた。獲得した国際個人タイトルはなんと9(内4つにドンフン、3つにジェボク、2つにボムジュンが絡む)!!
女子 若手二人に長足の進歩

女子は男子よりもさらにリラックスしてみえる。
3つの実業団の混成チームだがその直接のコーチが代表監督ではない、というのは韓国では全く珍しいことでそのことも関係あるのかもしれない。
ただここ数ヶ月の合宿が実り多いものであったことがすぐ知れるほど状態が良い。とくにNHBANKの若手二人(キムヨンヘ、ムンヘギョン)に長足の進歩がみられた。
昨年のメンバーはキムジヨンとチュオクだけ。あとの4人は国際大会初登場というフレッシュさだが、チーム力は今年の方が上か?2014、2015と二年連続全冠制覇の余裕がみえるようでもある。
大エースキムエーギョンが抜けた穴は大きいはずだが、それをあまり感じることがなかったのはすごい。これは代表選抜戦でもそうだった。
世界選手権を節に大きな入れ替わり(世代交代)がある韓国、日本に比して競技人口は圧倒的にすくないわけで、それを考えるとこのレベルを維持できるのは奇跡とともいえる。
ベースライナー4人、ネットプレイヤー2人という変則編成は韓国としては異例(嘉義大会もそうだったが)
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