復活の早さが彼の非凡さを端的にしめてしている
キムジェボクは今の選手は知らなかったりして驚くのだが、2007年の世界選手権の単複二冠、2004年のアジア選手権のダブルスチャンピオンである。ずいぶんベテランのようにおもわれかもしれないがまだ31歳であり、つまり早熟だったのだ。2008年のアジア選手権に出場を最後に国際大会の舞台から、同大会で鮮烈なデヴューを果たしたキムドンフンと入れ替わるように、ひっそりと姿を消していたが、それはやはり兵役でのブランクが大きい。
もっとも除隊(予備役)してからの第一線復帰そのものは早かった。皆ここでもたつくし、なかなか代表復帰までこぎつけられえず、そのままフェードアウトということもおおい。復活の早さが彼の非凡さを端的にしめてしている。ただ怪我等の不運なアクシデント(大会中に救急車で搬送)が世界の場への復帰が遅れた原因。
それにしても選手としては全盛といっていい時代に中断せざるをえなかったのは韓国選手の宿命とはいえ、残念であり、競技自体の不運でもある。
国際個人タイトルを3つというのはドンフンの4つに次ぐ現役第二位
- 2004アジア選手権ダブルス優勝 キムジェボク・パクチャンソク
- 2007世界選手権シングルス優勝 キムジェボク
- 2007世界選手権ダブルス優勝 キムジェボク・キムヒースー

2006年のアジア競技大会ダブルスではユウヨンドンとのペアで銀メダルを獲得、つまりファイナリストとなっており、四大国際大会ダブルスの内3つで決勝に進出し、内2つに優勝したことになる。
日本選手で過去、ダブルスタイトルを二度以上とったのは北本・齋藤と西田・時安(三ケ国対抗時代の成績を含む)だけ。
今回ジェボクはシングルス、ダブルスにエントリー(無論団体も)。どちらも優勝まであり得る、と思う。
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