台湾のテレビ局が制作したソフトテニス紹介番組 

幻の第一回東アジアユース競技会

台湾のテレビ局が制作したソフトテニス紹介番組。

幻となった第一回東アジアユース競技大会(East Asian Youth Games)のためのプログラムである。

同競技大会は2013年をもって終了した東アジア競技大会((East Asian Games)の後継としてたちあがったユースのための総合競技大会。

本来なら東アジア競技大会の次回開催を予定していた台中市が、そのまま受け継ぐ形で記念すべき第一回大会を今年(2019年)に開催予定だった。

台中市はそのためにインフラ整備をすすめ、センターコートを持つすばらしいテニスコートも新設(番組内でも紹介されている)。

あまりに理不尽な決定・・・

しかし民進党の躍進する台湾と中国の関係が悪化するなか、2018年7月24日に開かれた東アジアオリンピック委員会(EAOC)の臨時理事会で、中国は台湾一部の民間団体が「台湾」の名義で2020年東京オリンピックの参加を目指す署名活動を理由に、台中市の開催中止を提案。

中国、香港、マカオ、モンゴル、北朝鮮、韓国の6か国・地域が提案に賛成。台湾が反対、日本棄権。

結果、台中市の開催権が取り消され、第1回東アジアユースゲームズは中止となった。(日本の棄権は政治的にぎりぎりの決断で評価したいが、物足りなくもある。さらに腹がたったのはメディア等の反応があまりに鈍かったこと。残念しごくで情けなかった)

理不尽以外の何もでもない。近年でもっとも不快だった出来事である。

台湾協会は数年前から強化をすすめており、私自身も2016年に合宿を取材したことがある(まさにこの番組内で練習しているコートだった)。

最近、アジア学生等で台湾男子の活躍が顕著だが、この東アジアユースのための強化が身をむすびつつあるのはまちがいない。

そこだけが救いだ。







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