決して大抜擢ではない・・・
台湾女子は6人中3人が新人ということになるが、内、二人がまだ高校生(郭奐干、張文聲)であることはすでにお伝えした.
韓国や日本で高校生が代表なったことはちょっと記憶にない(男子では1999年に世界選手権にでた室谷の例がある)。
高校生が代表になったりすると、すぐに若手を育てるために大抜擢した、なんていいだす人が必ずいるが、そんなことは台湾、韓国、とくに台湾ではありえない。ただ彼女らは予選を勝ち抜いた、それだけである。
台湾は計7〜8回の予選会をおこない、代表を決める。他人の意志がはいることは絶対にない。
監督は代表がすべてきまってから選ばれるので監督の意志も当然反映されない。最初の4度の予選会で12組までしぼり、その12組で双敗淘汰式による最終予選がある。まずそれを一度おこない、優勝者が代表に。残った11組でもう一度、双敗淘汰式トーナメントをおこない優勝者を代表に選ぶ。これで計4人。
さらに残った10組20人でシングルスの双敗淘汰式トーナメントで予選を行う。というシンプルな方法である。
台湾代表選抜は長期戦・・・
大会は週末の2日間だけつかっておこなわれるので期間にすると4ヶ月から5ヶ月もかかる。だからスタートは2月であることがおおい。
もっとも、よく考えたらこれが普通である。日本は代表とナショナルチームがイコールではない。これは相当、変わっている。
もちろん、いい悪いの話ではない。
郭奐干・張文聲はダブルス予選の二度めの決定戦に優勝した。最初の決定戦では周秋萍・楊恵如が勝っている。つまりその周秋萍・楊恵如が抜けた11組による双敗淘汰式トーナメントで優勝したわけだ。
台湾女子は決して層が厚くはいないが、江婉綺、藍奕芸、方燕玲、張淑芬といった実力者がひしめいているなかを勝ち抜いことになる。
もっとも台湾女子で高校生が代表なることはそれほど珍しいことでもないし、男子では1999年の劉の活躍がある。
双敗淘汰制についてはこちら
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