2014韓国代表選抜でのキムヒョンス。上は2016代表選抜
史上最高齢チーム?
二連覇中の韓国男子だが前回大会とすっかり入れ替った。
アジア五輪は全員が初出場で国際大会そのものの経験者も二人(イヒョンス、ユンヒョンウク)しかいない。
しかし若返ったわけではない。むしろ逆でキムテミン以外の四人はすべて35歳前後で平均年齢は33.4歳にもなる。最年長はイヒョンスの39歳。日本男子の平均が25歳、台湾が23.4歳であり、韓国が突出して高いのは一目瞭然。
近年そういう傾向が強かったが今回は史上最高齢チームといえよう(2019年世界選手権もほぼ同様)。
いろんなことが考えられる。ベテラン勢が充実しているともいえるし、若手が伸びてないともいえる。たぶんその両方である。
韓国男子は過去2回のアジア競技大会で金メダルを独占状態(5つ、2014年はミックスも)で一時代をつくったわけだが、その主たるメンバーがこの3年間で次々に引退してしまった。
このキムヒョンスは国際大会初出場だが、今年35歳、大ベテランといっていい。
順天大の学生のころ全日本王座戦に出場、一際大きな体軀と見掛け倒しじゃないパワー、オーソドックスな技術で目を引いた。タルソン入りしてからはイヒョンスと組んで代表選抜最終ラウンドの常連。アジアカップで度々来日し優勝しているから日本でもお馴染みの選手でもある。
パワーはかのスリートップに匹敵・・・
技術的にはかなり荒い(繊細さにかける)がまるで格闘家のようないかつい身体から規格外のパワーがあり、かのスリートップに匹敵するだろう。しかしゲームでは全く別の要素が介在することはいうまでもない。
おそらく団体戦ではキムテミンとのペアでトップ。超大型ダブルフォワードでの戦いとなるだろう(コリアカップで試運転済み)。不気味である。雁行陣ではもう一つ生きてこなかった彼のパワーがダブルフォワードで炸裂という展開になるかもという妄想に恐れ慄き、いや、ワクワクしてしまうのである。
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