超攻撃的でリスキー・・・要求される集中力は並大抵ではない ・・・・

 

頂点!ソフトテニス版マスターズ!!


今週末(7日)大阪市中央体育館(地下鉄朝潮橋下車2分)で開催される全日本インドア(通称大阪インドア)はインドア最古の歴史をほこり、数あるインドアのなかでも唯一つの公式戦(日連主催大会)でもある。

たいていの日連主催の大会というのはランキングのポイントがつくとかあるが、この大会はそういうのがない。ある意味頂点なのだ。ゴルフやATPテニスにマスターズという大会があるが、それにあたる大会といえるかもしれない(国内限定マスターズだが)。

比較を絶した質の高いテニスを披露

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男子 第一シードは昨年、天皇杯全日本選手権で8度目の優勝を果たした中堀・高川(NTT西日本広島)。

インドアの全日本選手権であるこの全日本インドアでも8回優勝(1999−2002には4連覇)しており、通算で16度の日本一位ということになる。

これは不滅の大記録にであろう。

このインドアシーズンでも比較を絶した質の高いテニスを披露しており、見惚れるしかない(左画像は2008アジア選手権での中堀・高川)。

因縁の大会 篠原・小林

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東京、名古屋と連勝した篠原・小林(日体大桜友会・ミズノ)は意外なことに4年振りの出場。勝ちまくっているようにみえる同ペアだが、なぜか天皇杯とこの大会は未勝利。

ペアとしての初出場は4年前、そのときは鹿島・井口に敗れている。翌年は篠原が前日練習で負傷し無念の棄権。昨年は天皇杯の早期敗退で出場できなかった因縁の大会、彼らにとって鬼門?といえるかもしれないが、優勝候補の最右翼は動かない。

東京、名古屋と見せてもらったがテニスへの取り組みのシリアスさは他のペアとは一線を画す感じ。

彼らは四大国際大会やその予選に取り組む姿勢そのままでインドア大会に臨んでいるかのように凛と張りつめている。超攻撃的でリスキーなダブルフォワードを貫いており、要求される集中力は並大抵ではない。このスタイルの厳しさを如実に表しているといえるかもしれない。とにかく見物である。そのスピード、技術に注目である。(右画像は2008アジア選手権国内予選での篠原・小林)。

その他、男子は社会人、学生の有力ペアが出そろった感じでこれほど充実感のある顔ぶれは久々とという感じである。(これで鬼頭・川村がいれば完璧に近いのだが)
出場選手はこちら

女子は混沌である

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女子は混沌である。誰が勝つか予測は難しい。強いペアはたくさんいる(と思うが)、中本全日本監督のもと、新次元(ダブルフォワード)に挑んでおり、まだまだ不安定なのである。不安定だが、面白さは無類であり、3ヶ月後に迫ったアジア競技大会国内予選をにらんだトップクラスのテニスを堪能できるだろう。(画像は2009NH CUP国際大会(韓国)での佐々木・大庭(NTT西日本広島)、上原・平田(ナガセケンコ—)。やはりこの2組が中心か?)

歴代上位はこちら

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PS.当初 注目の高校生林田・巽(高田商)が出場予定だったが、キャンセル、かわりに松口・望月(ヨネックス・明電舎)出場する。望月は4年前の優勝者、3年前の準優勝、2年前は松口・望月でやはり準優勝、昨年は同ペアで3位と素晴らしい成績。全日本インドア男といっていい望月の活躍にも注目だ(画像は2009中山盃国際大会(台湾台中市中興網球場)での松口・望月)







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