2018アジア競技大会台湾代表決定
5月5、6日 ダブルス最終予選 高雄市橋頭竹林網球場
5月15日、16日、シングルス最終予選 高雄市橋頭竹林網球場

足掛け2年に及ぼうかという台湾国家代表選抜。
オープンなランキング戦(双敗淘汰制 ダブルイリミネーション)で選手を絞り込み、実力で勝ち残った選手による強化合宿を断続的に行い、台湾の永遠の課題?である実戦不足経験不足を補うために、海外遠征も積極的にこなし、最終予選までやってきた。
ダブルス

最終戦に残ったは昨年年末の選抜戦(これも当然双敗淘汰制)で勝ち残った男女で4組づつである。このメンバーで今年は強化合宿をやってきた。
その仕上げとしての最終予選。やはり双敗淘汰制。これを2回行い、それぞれの勝者が代表に(一回目の勝者はそこで決定。2度目は3組で双敗淘汰トーナメントをおこなう)
一戦目勝者
男子 余凱文・林韋傑
女子 鄭竹玲・郭千綺
二戦目勝者
男子 郭建群・陳郁勳
女子 詹佳欣・黃詩媛
シングルス
優勝は 男子 陳宗彣 女子 李青玟—優勝者が代表に決定、これで残る男女それぞれ一枠が埋まった。
総評

最終予選までの勝ち上がりは波乱なしといえるが、その最後のステージの結果はかなり微妙(男子)。
林聖發、葉修豪の敗退がどう影響するか?特にここ数年林韋傑とともに台湾男子の計り知れぬ底力、不気味さを度々見せつけてきた林聖發の不在は正直とても残念である。
日本ではなぜこれができないのか?
しかしあくまで勝敗のみが参照され選抜されるという点は揺るぎない。あいまいさが無い、不透明感がない。むろん選手選考そのものに協会や監督の意思は微塵も入らない。
端的にいえば、当たり前すぎるが『フェア』公明正大なのである。選手第一(アスリートファースト)なのである。その徹底した姿勢には最大限の敬意を表したい(韓国も同様)。
日本ではなぜこれができないのか?
江婉綺の姿が・・・
女子は世代交代というかついに2002年釜山大会からドーハ2006、広州2010、インチョン2014と4大会連続で代表となり、2006年にはシングルス個人優勝を果たした江婉綺の姿が見えないのが寂しい。

男子は前回代表がゼロ、国際大会初出場が2人。

女子は2大会連続出場が3名。国際大会初出場が2名という陣容。
当初第18回大会は2019年にベトナムハノイで開催予定であったが財政難を理由に2014年に開催を返上という事態に。急遽代替地を選考し5ヶ月後インドネシアに決定した。
異例(史上初)のジャカルタとパレンバンの二都市開催となったのは故なきではないのである(次回、次々回は1都市開催が決定)。
アジア競技大会はアジアのオリンピック。ソフトテニスが参加するイベントではもっとも巨大なスケールで運営される。まさにソフトテニスのプレステージといえる(実際に2006年ドーハ大会はオリンピックスタッフによりオリンピックなみの規模で運営されている。第一回は1951年ニューデリー大会だが、ソフトテニスは1990年第12回大会(広島)より正規種目として参加している(1990年第11回大会には公開種目として参加)。
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- 第17回インチョン大会2014
- 第16回広州大会2010
- 第15回ドーハ大会2006
- 第14回プサン大会2002
- 第13回バンコク大会1998
- 第12回広島大会1994
(第11回北京大会1990(公開種目)

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